片づけが苦手な人が、忙しい暮らしの中でもできるちょっとした片付けワザ。初級編では「食事の前、テーブルの上には何もない」、中級編では、片付けられない家族のための「朝、片付いたリビングで一日を始める」をお届けしました。ダイニングテーブルという小さなスペースからリビングという部屋へ。さて、今回は片づけが苦手な「片付け脳のない人」に向けた上級編として、家全体を片付けていくためのちょっとしたコツをお届けします。 ポイントは「小さなスペースを一回に一箇所」決めて、「からっぽ→3つの分類→戻す」のプロセス。さあ、実際に試してみましょう!

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■片付け脳はどう育つのか?
■「からっぽ→分類→戻す」を実践してみよう!



片付け脳はどう育つのか?

用途が限られた小さな場所からちょっとづつ片付け脳の育てましょう
用途が限られた小さな場所からちょっとづつ片付け脳の育てましょう
今でこそ、こうして片付けの記事を書いている私ですが、20代半ばごろまでは正真正銘の「片付けられない人」でした。なにせ、実家の母が「片付けられない人」の大先輩(そして、さらに祖母もそのまた大先輩)。私が生まれ育った家は、常に「散らかっている」「片付かない」「物だらけ」の混沌としたカオスの中にありました。
片付けの能力は、ある種個性の問題。だから片付けられない人は無理しないで、散らかっているからといって落ち込んだりしないでね……と初回で書きました。これは私自身が長い間、周囲の片付けられない人たちを見てきて痛感してきたこと。

さて、ではそんなももせが片付けられる人になったきっかけは?

きっかけは職場にありました。20代ではじめて就職したのが、とりわけ収納やインテリアに厳しいデザイン事務所。すべての物には住所があり、収納される物の大きさに合わせてスペースが用意されていました。ストックの数や期間などのルールも厳格。その後、転職した先ではストック品の倉庫管理の仕事を通して、在庫管理がいかに仕事の能率を決めるかを知りました。不況下での厳しいTQC運動もあり、会社にいる時間で「物を片付ける、分類する、在庫管理する」ことを徹底して仕込まれたように思います。

そう、片付けられない人の片付け脳も、訓練により多少は改善されるということ。とはいえ、これを家にそのまま持ち込んでもなかなかうまくいきません。理由は簡単。

・会社にあるのは用途が明確なものが多い(いつか使うかもしれない、何かに使えるかもしれない、という物の存在が少ない)
・会社にあるものは会社のお金で買われたものである(所有意識がからまないので、捨てるのが簡単で、物に気持ちが乗り移らない)


つまり、ガイドももせだって、いまだ家の中を片付けるのは苦手! というわけ。片付けって大きなエネルギーを使います。いつも緊張して取り組める人なんて、ホントはとても少ないはず。そう、片付けは苦手だっていいんです。でもね、それに大きくストレスを感じるようなら、片付け脳を作る訓練をちょっとづつやってみると、小さな場所から改善されてきます。今回はそんな「片付け脳を作るレッスン」の第一歩をお届けします。


次のページで、くわしくお話していきましょう!