子どもとの間にこそ、意味のない時間が大切です
子どものとの間にこそ、意味のない時間が大切です。 |
でも、自分の子ども時代を思い出してみてください。本当に困ったこと、親には言い出しにくい悩みは、「さあ、これから30分聞きますから、何でも話しなさい」と言って、簡単に言い出せるものではないはず。
常に動き、常に何かを考えて時間を有効に活用しているお母さんやお父さんは、合理的には捕らえられない、形のない子どもの変化や、暮らしの危機に気づきにくくなりがちです。こんな方法で、子どもとのぼんやりと時間をぜひ確保してみてくださいね。
子どもに寄りそう、ぼんやり時間の作り方
1、帰宅後すぐに家事に取り掛からず、自分と家の中のあわただしい空気感が落ち着くまで、何もせずにぼんやりしてみる。(泥水沈殿瞑想法を試してみてもGOOD)。
2、小さい子どもがいる家は、早く子どもを寝かしつけて家事をしようと考えず、子どもと一緒に寝てしまい、早朝に起き家事をすると割り切ってみる。
3、週末の買い物に、ちょっと遠い場所を選んでみる。だまって電車に並んで座る1時間、車の助手席に並ぶ1時間を思う存分ボーっとしてみる。
わが家では、思春期で口もきかなかった息子が、1時間電車で並んで座った最後にぽつりと「いま学校でね。。。」と悩みを話し出したことがあります。母とは、祖母の看病で毎週1時間の道のりをドライブしている間に、普段話せないことがたくさん話せました。
大切な誰かとの関係の中でも、泥水が沈殿して水が澄み、静かに話ができるようになるまでにはちょっとした時間がかかります。忙しい日々の中にも、そんなリリースタイムを大切に、日々を乗り切っていきたいものだと思います。
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