『プチ贅沢』横森里香著/大和書房¥1,470(税込) |
仕事や家事に追われ、疲れてしまっているココロとカラダをいやすには?
そんなときお薦めなのが"プチ贅沢"なのです。
この本には、作家であり女の子を持つママでもあり、妻でもある、著者の横森里香さんが提案する、カラダとココロがいっぺんに癒される具体的なアイディアが、たっぷり詰まっています。
写真もきれいでパラパラと絵本をめくるように気軽に読める1冊です。
「自分ケア」
「『気持ちいい!』にこだわった自分ケア」とある第一章には、美容やエクササイズなど、自分をいたわってあげるためのアイディアが並びます。忙しいから何もできない・・ではなくて、忙しいからこそ自分にご褒美。独身時代なら気軽にできたけど、今はもういいわー、なんて気持ちは返上して、ちょっとずつ"気持ちいい"を探す自分を愛しんであげたいですね。
好きなものを見つけて・・・
「好みのお部屋づくり」の章は、好きな絵葉書にオーダーメイドの額縁を合わせて飾ってみたり、オリジナルのアロマを使ったり、ある時はちょっとフンパツし、ある時は手作りするなどメリハリをつけながら、暮らしを楽しむアイディア。「美味しい習慣」は、バゲットやハムに凝ってみたり、健康を重視してみたりと「カラダの中からキレイに」なろうというアイディアが満載。
モノの紹介が主ですがお店情報(東京のものが殆どですが)も掲載されているので、いいなと思ったら、マネできるのもこの本の楽しいところです。
ひとり時間
"おひとりさま"ブームで、女性が1人でも入りやすいお店が増えました。だから、というわけでもありませんが、忙しいとき、疲れているときこそ、一人になる時間を持つことは、とてもリフレッシュの効果を見込めます。本の中では、夜空を見たり、海に行ったり、お香を炊くこともすすめています。
ガイドのマイダは、カフェで過ごす1人の時間が好きです。15分の空き時間ができれば、お店に入ってしまいます。中でやることといえば、メールを書いたりスケジュールを確認したり。雑事から離れてリフレッシュできるし、落ち着いてスケジュールを考えられれば、その後の暮らしもちがってきますしね。
「きちんと暮らす」「プチ贅沢」は、どちらも"自分らしさを大切にする"ところで一致しています。キレイな写真とみじかい文章なので、パラパラと軽い気持ちでページをめくることができ、自分だったらどうかな?と考えるうちに、"わが家流"の暮らしが見つかるかもしれません。