『きちんと暮らす』パトリス・ジュリアン著/アスコム\1,365(税込) |
仕事・家事・育児に忙殺される日々のうちには、ふと、自分のライフスタイルを見失いそうになることもありませんか?今回はそんなときにお薦めな2冊をご紹介します。
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- 『きちんと暮らす』 『プチ贅沢-ココロとカラダを元気にする77のアイテム』
『きちんと暮らす』
わが家ではリビングの見えるところにいつも置いてあるこのこの本。タイトルを見るだけで、背すじがちょっぴり伸びるような気がする1冊です。きちんと暮らすといっても、「家事をカンペキにこなしましょう」というお説教本ではございません。
フランス大使館員という仕事を捨てて、日本でクリエーターとして暮らすパトリス・ジュリアン氏が著した、"暮らしのヒント"をちりばめた本です。
自分らしく暮らすこと
この本で好きなのは「きちんと暮らすということは、自分らしく生きるということ」という考え方。インテリアも「自分らしさを急がない」「少しのこだわりを持って、ていねいに住まう」(同書より)など、どんな環境にあっても自分らしさとの折り合いをみつける努力を怠らないことが大切だと教えてくれ、忘れていた"自分らしさ"をふたたび考えるきっかけにも。もちろん、自分を律することの大切さにもふれられています。
ジュリアン氏の鎌倉の家の日々を切りとった写真も、素敵です。
お料理は工夫と合理化
きれいなブルーのフードプロセッサーや、大ぶりなル・クルーゼのお鍋、同じメーカーのものを集めたスパイス類など、キッチンのものにも、美学と合理性を反映させている様も、我が家流の暮らしを考える大きなヒントになります。時間がなくても自分なりの「きちんと」を見つけたい人に、一つのきっかけになります。
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