資格試験対策は独学で
PRプランナー資格認定証 |
井出留美さん:試験対策は独学です。社団法人日本パブリックリレーションズ協会のホームページに掲載されている参考図書を図書館などを利用しながら、全て読みました。また、時事問題も問われますので、新聞は欠かせません。
また協会発行の「広報・マスコミハンドブックPR手帳2009」で詳細の試験内容や、PR用語ミニ辞典などが役立ちました。
ガイド:では、実践技能が問われる3次試験の対策はどのようにされましたか?
井出留美さん:3次試験では実務経験が3年必要です。その程度のレベルの問題がでますし、実務に携わっていないと厳しい内容です。
試験ではニュースリリースを簡潔にまとめることが問われました。私は全国の社員に向けて広報の立場から情報を提供しようと、A4、1枚程度のニュースレターをメールで2000年から配信しています。今ではほぼ毎日配信し1000号を突破しました。日々の実務の中で、地道に続けてきたことが、自然と試験対策になっていたようです。
課題にはニュースリリースの他に、広報・PR計画の立案があります。全く異なる業界の事例にあたった場合は、対応に戸惑うことがあるかもしれません。情報収集は欠かせません。
広報職をめざすなら
ガイド:女性に人気の広報職。この資格を足がかりに、と考えている受験生も多いのではないでしょうか。井出留美さん:1次,2次試験では受験条件に実務経験が問われないものの、実務レベルの問題が問われますし、3次試験になると受験条件に実務経験が3年必要です。
会社では必ずしも広報に配置されるわけではありませんし、人員も多くはないポジションだと思います。ですから、どうしても広報に携わりたいということであればPR会社を目指すのも1つの方法だと思います。
ガイド:ありがとうございました。PRプランナーの資格認定のためには長い道のりです。けれども仕事に直結する資格だけに、実務に携わっている方はもちろん、未経験でもまずは1次試験に合格して社内でアピールするか、PR会社をめざす方法がよさそうです。
PRプランナー資格試験概要は
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