在職中に資格取得、社長賞を受賞
在職中に取得した消費生活アドバイザーの資格 |
常山さん:当時勤めていた損害保険会社の「お客様第一主義」という方針のもと、消費生活アドバイザー資格の取得が奨励されていました。そこで資格を取得したのですが、会社でも比較的早い時期に合格したこともあり、社長賞をいただきました。
ガイド:消費生活アドバイザーの資格取得が全社挙げての取り組みだったのですね。社長賞を受賞されたほか、資格取得後、会社での評価は変わりましたか?
常山さん:消費生活アドバイザーの有資格者による、部署を横断するプロジェクトに参加 しました。企業で資格を活かしてみたいという気持ちもありましたが、出産を機に退職しました。
ITや文章を書くことが得意だったことも大きかったそう |
常山さん:消費生活アドバイザーの有資格者の勉強会やセミナーに参加しました。そして社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)の情報化推進委員、フォーラムの管理者を務め、のちに経済産業省関連の情報流通市場というプロジェクトに参加することになりました。そこでは自動車保険を担当し前職での経験が活きました。
現在は、消費者志向マネジメントシステム特別委員会で、企業の消費者志向を支援する活動をしています。
このような経験を積み重ねていくうちに、消費者にとって商品やサービスを正確な表現で、かつ公平公正な情報を伝えることの大切さを実感しました。
ガイド:今まさに食品偽装問題など「正確な情報」が消費者にとって伝わらない現実があります。
常山さん:そうですね。ですから消費者が自分の目で本当に価値のある商品、サービスを判断し、主体的に消費生活を送るための手助けをしたいと私たちは考えています。
そのために消費生活タントーレを通じ、日々私たちの消費生活をとりまく商品やサービスについて、感じたこと、気付いたことについて、消費者視点からの情報の発信を行っています。
また私たちの活動においても企業の商品PRなどを請け負う場合、消費者の視点から、わかりやすく適切な表現で伝えることを重視し、独自の「消費者志向チェックリスト」を作成し納品前に必ず確認しています。落ち度のない仕事を手がけることで、質の高いコンテンツを提供していきたいと思っています。
ガイド:消費生活アドバイザーとしての使命ですね。その使命を全うすることで資格の地位向上にもつながると思います。