「助産師」は、女性ならでは、いえ、現在は女性にしかなれません。 |
以前からこの資格を取り上げたいと思っていました。それは、受験資格が現在「女性」に限られているからです。従って「助産師」さんは、皆女性です。子供の誕生に立ち会える喜びは、まさにやりがいのある職業といえそうです。命をあずかる大切な職業だけに、責任は重く「助産師」になるための道のりも長く険しいものです。社会人となってからの挑戦は、かなりの覚悟が必要です。
女性の生涯を通じた体の問題に関わる「助産師」
助産師は、出産の介助のほか、妊産婦や新生児のケア、保健指導などを行う国家資格です。その他にも、育児指導や不妊治療、思春期・更年期の性に関する相談など、女性の生涯を通じた健康問題に関わります。病院・医院に勤務する以外に自分で助産院を開業することもできます。そのようなことを考えると、女性が年齢に関係なく、一生手に職を持って働ける職業とも考えられます。
「助産師」になるための第一歩-受験資格-
「助産師」資格は、厚生労働大臣が認定する国家資格。試験は例年2月に実施され、合格率は90%以上。しかしながら、受験資格をまず得ることから考える必要があります。
<受験資格>
(1)看護師の免許を持っている
(2)看護師国家試験の受験資格を持っている
そのうえで、文部科学大臣の指定した学校で6カ月以上助産に関する学科を履修、または厚生労働大臣指定の助産師養成所を卒業すること。つまり、大前提に看護師資格もしくはその受験資格を得なくてはなりません。
「看護師」資格を持っているケース
「看護師」資格を既に持ち、これから「助産師」をめざす方は、文部科学大臣の指定した学校で6カ月以上助産に関する学科を履修、または厚生労働大臣指定の助産師養成所を卒業し国家試験に合格すれば「助産師」となることができます。養成機関は、助産師学校や最近では大学・大学院でも助産科の設置などあるようですが、専門性や実習などの内容から、いずれも募集人数が30名程度で多くはなく、狭き門のようです。
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