オンリーワンな私を探して
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大切にご両親に育てられ、素直に育ってきた由里子さんにとって、最初の転機が訪れたのは、在職中に体調を崩し、1ヶ月ほど入院したとき。自分を見つめなおし、働き方を考え、ご主人との生活への影響など考えた末、異動願いをだし、秘書室から技術開発部に異動。海外との橋渡しをする業務につき、英語を活かせる仕事につきます。
日々多忙な生活の中で「客観的な自分自身の評価」を漠然と考えていた時期に、『Domani』の読者モデルの募集を知り、「外から見た自分」を知りたいと応募。見事2800人の中から選ばれました。当時の仕事とモデルと両立させる生活を続け、やがてモデル業に専念することを決断します。
決断したキッカケは、当時の上司の奥様がカリスマ主婦モデルの黒田知永子さんの大ファンと聞き、書店で掲載雑誌を見て、「私もこうなりたい、こうなるんだ」との運命的な出会い。すぐに情報収集し、黒田知永子さんの所属するオスカープロモーションに応募。書類を送るだけでは埋もれてしまうに違いないから、と直接持参し、社長面接にこぎつけ、合格。美しさはもちろん、その行動力で、35歳の時にモデルへと転身しました。
とはいえ、仕事は初めからたくさんあるわけではなく、お給料は会社員の時の10分の1に。それでも、後悔したことは一度もないと、由里子さんは言います。在職中は、男性とともに、時には男性と競り合いながら仕事をしてきた由里子さんにとって、モデル業は「人との出会いを楽しみ、女性を楽しむことができ、自然体でいられるから」と本当に楽しそう。
モデルという仕事はニーズをつかみ、表現すること。自分にしかできない表現の方法がしたい。「由里子さんに、お願いしたい。」というモデル業は、まさに、オンリーワンな私。由里子さんにとって、モデルという仕事は天職との出会いだったようです。
今では、モデル業のかたわら、雑誌ネットで書評を書くなどの小さい頃の夢も実現しつつあるようです。
様々な経験を通し、由里子さんが考えるカッコイイ大人の女の条件とは?また、その美しさを保つ秘訣とは?
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