育児をサポートしてもらえる環境に、行政書士資格を取得 |
-さらに行政書士をめざしたのは、どういったキッカケがあったのでしょうか?
主人の川崎への転勤に伴い、私と子供は、私の実家の近所にマンションを購入し引っ越しました。育児を助けてもらえる環境となり、精神的に余裕ができたため、行政書士の勉強を始めました。行政書士は、社労士業務をしている中で、建設業の許可の更新業務や、各種許認可の問合せをうけ、この資格を取得すれば、更に仕事が充実したものになると常々考えていたからです。
-両資格ともに、短期間の学習の後、合格されたわけですが、その勉強方法を教えてください。
両資格ともスクールに通いました。社労士は、基礎編から応用編、直前期にはテスト演習というプログラムで無理なく実力をつけることができました。行政書士は、試験科目が多かったので、どの科目も同じペース配分で授業をこなし、広く浅く勉強しました。そのほかに学習した問題集は、両資格とも東京法経学院の「過去問マスターDX」シリーズです。効率よく基礎部分を学ぶ事ができました。
-勉強にあてる時間や費用はどのように捻出したのですか。
勉強の時間は、社労士受験当時はOLでしたから、週3回は必ず5時に退社して、往復1時間半かけスクールに通いました。行政書士の受験のときは、主婦でしたので、土日に外出する事は難しく、主に平日の昼間にビデオ講座で補いました。費用は、両資格とも、OL時代の貯蓄から捻出しました。
-資格を取得し開業されてからは、どのような活動をされましたか。
自分からは、表立った活動はしませんでした。やみくもに、DMをうったところで、相手がどんな方か分かりませんし、契約に結びつく確率が非常に低いので。私の場合は、他士業の先生からの紹介で仕事をこなしたり、開設しているホームページからアポイントがあり顧問先を獲得したり、依頼された仕事をこなす日々です。
-やりがいがある、自分に向いている、と思うときは、どんなときですか?
事業主と直接やりとりができ、問題を改善するにはどうしたらよいか?自分で考え、提案できるところが、私にピッタリ!組織の中では、上司や先輩がいて、それが良い場合も多々あるとは思いますが、その上司が頼りなかったり、自分にポリシーのない方ですと、話が二転三転し、理不尽な目に遭っても我慢しなくてはなりませんから。これは、精神的に大きなストレスですよ。その点、全て自分の責任で仕事をするという事は、大変しんどいものでもありますが、やり終えた後は達成感もあり、顧問先様との関係も徐々に深まっていきますから、その点がやりがいであり、自分に向いていると思いますね。