心身ともに健康であるための資格は、自分のため、家族のため、そして仕事としてもやりがいがある。 |
「健康」には、体の健康と心の健康があります。体の健康に関する資格では、
●健康運動指導士
●健康管理士一般指導員
を紹介します。いずれも健康のための生活習慣や予防についての知識を学ぶ、高齢化社会に必要な資格といえます。
心の健康に関する資格では、
●臨床心理士
●産業カウンセラー
を紹介します。不安定な社会情勢を反映してメンタルケアが注目され、関連する資格も人気が高まっています。
体の健康に関する資格
●健康運動指導士健康運動指導士は、健康づくりのための運動指導者です。運動不足による肥満、糖尿病、高血圧、動脈硬化、心臓病等の生活習慣病を予防し、健康水準を保持・増進することを目的に、個人に適した運動メニューの作成・指導ができると認められた者に与えられる厚生労働省認定の公的資格です。
資格を取得するには、(財)健康・体力づくり事業財団が開催する養成講習会を受講後、試験に合格しなければなりません。学歴、経験等のによる受講資格があるので、注意が必要です。
全国で約1万人の健康運動指導士資格者がおり、そのうち6割強が女性です。主な活躍の場は健康増進センターやフィットネスクラブなどの運動施設、最近では、病院、老人福祉施設、介護保険施設や介護予防事業等で活躍している方も増えています。
●健康管理士一般指導員
家族の健康・社員の健康・大切な人の健康・それらを守っていくのが「健康管理士一般指導員」の大きな仕事です。財団法人生涯学習開発財団と、特定非営利活動法人日本成人病予防協会が認定する民間資格です。
健康管理士一般指導員の資格を取得するには、通信教育講座「健康管理士一般指導員受験対策講座」を受講、修了し、試験を受験する必要があります。なお、受験資格は特にありません。
現在「健康管理士一般指導員」は全国に約1万8000人おり、様々な分野で活躍しています。
その活動の場は、看護婦・介護士・ホームヘルパー等の医療・福祉分野はもとより、保険会社・食品、住宅メーカーのカウンセリング部門・健康関連産業に従事する企業の社員教育・一般企業の健康管理部門・民間治療院などにも広がりを見せています。