第3位 今宮神社
■紫野 ■拝観無料八百屋の娘に生まれながら、3代将軍徳川家光に見初められ、徳川綱吉の母となった「お玉」にちなんで、玉の輿のご利益で名高い神社。女性はもちろん、こんなご時世なので男性も逆玉の輿をお願いしてみる、なんていうのもありかも?
第2位 下鴨神社
■下鴨 ■拝観無料世界文化遺産にも指定されている京都最古の神社のひとつ。東本殿にお祀りされている玉依媛命の神話より縁結び、安産、子育ての神様として信仰されています。縁結びの力があまりに強いので、神様をお祀りする相生社の隣に立つ2本の木が、1本に繋がってしまうほどだそう。
第1位 安井金毘羅宮
■祇園 ■拝観無料男女の関係から、ギャンブルやタバコまで、あらゆる悪縁を切って良縁を結んでくれる安井金毘羅宮。願い事が書かれた形代(かたしろ)が貼られた真ん中の穴を手前からくぐると悪縁を切り、向こう側からくぐって戻ると良縁を結んでくれると言われています。
縁結び神社巡りを終えて
「京都での縁結び神社巡り」を読者に紹介すべく、今回ガイドは実際に京都市内を走るバスを迷路のように乗り継ぎ、1日で十数か所の神社を巡りました。徐々に修行のようになってきて、足がまさに「棒」になる頃、自分の中に自然とわいてきたのは今現在自分を取り巻いている「縁」への感謝の気持ちでした。下鴨神社でいただいた紙に書いてあった「えんむすびとは、男女の縁だけでなく全ての【縁】を示します。『良い人と巡り逢いたい』『ずっと仲良しでいたい』『良い仕事に就きたい』など……」という言葉にもあるように、男女の縁に限らず、良い縁が人の人生を大きく左右していくもの。今の仕事、生活のあらゆることがそれまでのひとつひとつの縁がつながって生み出されたものです。
京都にこれだけたくさんの縁結び神社があるのも、古くから「良き縁」が大切なものとして信仰されてきたからこそ。京都での縁結び祈願の旅、ぜひ体験してみてくださいね。