フェリーで訪れる、神の住む島

宮島へ渡るフェリー
宮島へ渡るフェリー。宮島口駅から宮島まではフェリーで約10分。
2009年の幕開けに、神聖な場所で気分新たに1年のスタートを切りたいと思っている方へ。島全体が古くから「神の住む島」として崇められてきた宮島へ出かけてみませんか?

世界遺産としても名高い宮島は、国内からだけでなく、海外からもたくさんの観光客が訪れています。潮の満ち引きによって、その景観を変える厳島神社が有名ですが、訪れてみればその場所の持つ神秘的な空気を実感できるはずです。

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1.フェリーで訪れる、神の住む島……P.1
2.神の恵みでお腹も満たして……P.2
3.宮島の温泉でとっぷり癒される……P.3

厳島神社の大鳥居
潮の満ち引きによってその景観を変える、厳島神社。

JR東京駅からJR広島駅までは新幹線でおよそ4時間。そこから山陽本線でJR宮島口駅まで約25分。宮島口駅から宮島へはフェリーで約10分です。

厳島神社
厳島神社は、竜宮城をイメージして造られたという。
フェリーに乗り込み、船の後方に見えている陸に別れを告げてからまもなく、前方に海の上に堂々と立つ大鳥居の姿が近づいてきます。舟の中から眺める朱色の鳥居は、まるで島を守る番人のよう。日差しを浴びたその姿は、神々しいオーラを放ち、訪れる者の心を浄化していきます。

島全体が神聖な場所とされてきた宮島では、昔は島内に人が住むことも、建物などを立てることも許されていなかったとのこと。そのため聖なる島を汚さぬよう、人々は海の上に社を建て、潮の満ちているときに船で大鳥居をくぐり参拝にきていたのだといいます。

大鳥居
悠然と、圧倒的な存在感で佇む大鳥居。潮が引いているときには真下まで近づいて見上げることができる。
島を崇め、大切にする気持ちが日本三景のひとつとして知られる安芸の宮島の景観を作り出したのです。ガイドが訪れたのはちょうど潮が引く直前。海の上の社の景色に癒され、少し通りを散策して帰ってくると、さっきまでとは異なる眺めに驚かされました。水位がぐんと下がっており、先ほどまで海の中に立っていた大鳥居まで歩いて行けるようになっていたのです。

足元に気をつけ、大鳥居の真下まで歩いていきました。そっと柱に触れ目をつむり、パワーをいただく静かな時間。大鳥居の悠然とした佇まいに、日常心を奪っていく小さな悩みの数々が、砕けて消えていくような気持ちになりました。

次のページでは、桟橋から厳島神社までの表参道を紹介していきます。