一年分の心のアカと穢れをはらう大切な行事

大祓(おおはらえ)は、6月と12月の晦日(みそか)に行われる神社の行事。現在では、6月30日と12月31日に行われます。それぞれ半年間に犯した罪や穢(けが)れを除き去るための神事で、6月の大祓を夏越の祓(なごしのはらえ)、12月を年越の祓(としこしのはらえ)と言います。

罪や穢れといってもふつうの人にはピンと来ませんが、いうなれば、知らず知らずのうちに体の中に溜ってしまう有害金属や毒素の「心バージョン」とでもいいましょうか。
大祓は、自分の心に溜った毒を出すデトックスのような効能があるのかもしれません。
新年をすがすがしく迎えたい、来年こそ幸せをゲットしたいというのであれば、ぜひ、大祓に参加してみてはいかがでしょう。


大祓の歴史と作法

大祓は奈良時代より昔、701年に正式な宮中の年中行事に定められた伝統ある行事。この日には、天皇の住まいであり、政務をみる大切な御殿の前にある朱雀門前の広場に、皇族、大臣ほか京にいる官僚が集まり、大祓詞を読み上げ、国民の罪や穢れを祓いました。室町時代、応仁の乱の頃から行われなくなりましたが、江戸時代に再開され、後に全国の神社でも行われるようになり、今に至っています。

本来であれば、この儀式に参加し、自分の穢れを払ってもらうのですが、年末の忙しい折でもあり、便利でちょっと神秘的な作法を紹介します。

それは「人形(ひとがた)」や「形代(かたしろ) 」と呼ばれる人の形に紙を切り抜いたものに、名前と年齢を書き、身体の左右左と三回撫でて、ふうっと息を三度吹きかけてるというもの。これによって、自分に溜った罪や穢れを人形に移し、その人形を川に流したり、焚き上げたりして、祓うわけです。
神社ではだいたい12月25日頃から受け付けていますので、近所の神社や、旅先にある有名神社などでお願いしてみるといいでしょう。
料金は300円位から御札付きだと1000円ほどです。

ちなみに、浅草寺の敷地内にある、三社祭で有名な浅草神社には、犬用の形代、猫の形代と、それぞれ犬、猫のかたちに切った形代もあります。ペットブームの中、需要があるんでしょうね。


神事はだいたい大晦日の午後15時から16時頃に行われ、それからは初詣の準備に入ってしまいますので、神社に出かける場合は、お昼頃までにでかけるのがおすすめです。


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