東京のソメイヨシノも今週末あたりから満開を迎えそうですね。
本日(2006年3月28日)、川口市安行(あんぎょう)に咲く、幻の安行桜(あんぎょうさくら)が満開を迎えました。
ソメイヨシノよりも一足早く満開を迎える、この桜。ピンク色がやや濃く、花が少し小ぶりで、可憐な桜。遠目に眺めるとピンクの綿菓子のような美しさです。

都内からも車や電車で1時間、埼玉の穴場の桜スポットをご紹介します。

世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
(在原業平)

ピンク色が鮮やかな安行桜。小ぶりな花が可憐です。2006年3月28日撮影




川口市・密蔵院で幻の安行桜を楽しむ

川口市の密蔵院と聞いても、ほとんどの方がピンと来ないでしょう。安行桜といわれても、何?って感じですよね。
安行桜が生まれたのは川口市安行界隈。ここは、あのソメイヨシノを生んだ植木業者たちが、宅地化が進んだ東京の染井から移り住んだ地なのです。

今でも、旧安行街道と呼ばれる県道沿いに多くの植木農家があり、春から秋にかけては、花めぐりの散策路にもなっています。

参道には約30本の安行桜が、ピンク色の雲海のように続きます。



安行桜は地元の園芸家沖田雄司氏がソメイヨシノを改良したものといい、彼の檀家寺であった密蔵院に数多く植えられた桜です。
特徴はやや小ぶりでピンク色の花。ソメイヨシノよりも色が濃く、より女性的な雰囲気を持っています。開花も1週間ほど早く、今まさに見頃を迎えています。

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