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お正月は美術館へ!東京・箱根ほか(3ページ目)

新しい年、まずは心を洗って清々しい気持ちになりたいですね。新年の清浄な空気とともに、美の世界にひたれば、心も一新。正月ならではの美術館イベントもご紹介します。

執筆者:本多 美也子

富士五湖周辺にはオルゴールの森美術館、河口湖ミューズ館・与 勇輝館などもあり。富士山の絶景と美の癒しにひたりたい

雪景色も満喫できる甲信越の美術館・博物館

河口湖・久保田一竹美術館

桃山時代に一世を風靡した「辻が花染」を再興した久保田一竹氏。彼の汗と涙の結晶である一竹辻が花の美の世界を感じられるのが、この美術館です。

一竹氏は2003年に死去しましたが、ここの衣装の数々を眺めていると、彼の美意識が脈々と受け継がれていることがよくわかります。
とにかく、その色遣いのうまさ、華やかさ、繊細さに溜息がもれるばかり。ガイドは何度もこの美術館を訪れ、生前の一竹氏にもお話を伺ったことがあるのですが、そのたびに氏の美に対する真摯な眼差し、たゆまない努力、創造の力に感動してきました。

館内には辻が花の展示のほか、彼のコレクションのとんぼ玉の展示も見逃せません。
また氏のコレクションのアジアの美術品を内装に使ったカフェや茶房もあり、癒しのひとときを過ごせます。富士山を一望できるロケーションもポイントです。


・開館時間 :12月~3月…10時~17時(入館16時30分迄)
4月~11月…9時30分~17時30分(入館17時迄)
・休館日:2005年12/26・27・28(年末・年始は開館)
・入館料:一般1300円
・アクセスなど詳細は公式サイト




鳥のはばたき 長野-水野美術館

長野駅にほど近い水野美術館。入口を入ると、まず圧倒されるのが巨木をいくつもあしらった日本庭園。
オーナーは「ブナピー」で有名な「ホクト」の社長夫妻。
趣味の美術館めぐりが高じて、観覧者に見やすい美術館を作りたいと願い、この日本画専門の美術館が誕生しました。

あくまでも鑑賞者の立場に立ち、ガラスに映り込みのない見やすくゆったりとした展示が楽しめます。

特別展では橋本雅邦の「鶴亀菜仙人」ほか、新春らしくめでたい鶴など、優美に舞う鳥の花鳥画の数々が展示されます。
ゆったりと名画を楽しむには最高の環境の中で、新しい年を迎えてはいかがですか。

元旦にはロビーにて茶菓のふるまいと邦楽の生演奏があります。


・会期:鳥のはばたき 2006年1月1日~年2月25日
・開館時間: 9:30~17:30(入館は17:00まで)
11月~2月は9:30~17:00(入館は16:30まで)
・休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)
12月第3月曜日~31日、展示替日
※元旦から休まず通常どおり開館。但し3日は休館
・入館料 : 一般 800円
・アクセスなど詳細は公式サイト



諏訪湖 時の科学館 儀像堂

諏訪湖畔、下諏訪町にある儀象堂は世界で初めて復元した水運儀象台をメインにした時の総合科学館。水力で動く大型天文観測時計塔は一見の価値のあるものです。日本のスイスともいわれる諏訪周辺は精密機器の工場がたくさんあり、こちらの博物館では、時計づくりの過程を見学したり、オリジナルウォッチをつくる体験もできます。新しい年に新しい時計をつくってみるのも楽しいでしょう。

また、元旦から3日までは時計の入った福袋の販売や、おやき、甘酒を食しながらの新春イベントがあります。


・開館時間:9時~17時30分  12月~2月は17時まで
・休館日:年中無休 毎年2月第3週の水・木の2日間
・入館ソ:大人 400円
・アクセスなど詳細は公式サイト




次ページでは西日本のオススメ美術館と愛らしい犬の玩具が展示される博物館をご紹介。
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