雪国の舞台となった800年の歴史ある名湯
越後湯沢といえばスキーとともに温泉が有名ですよね。実は湯沢には2つの源泉があるんです。ひとつは昭和初期、上越線の開通とともに見つかったもの(ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉)。現在、湯沢駅前周辺の宿、日帰り湯はほとんどこの源泉を利用しています。
高半に保存されている川端康成が執筆をした「かすみの間」。見学は500円(宿泊者は無料) |
そしてもうひとつ、800年に渡り、湯を守り続けてきた源泉があります。
あの川端康成が「雪国」を執筆した宿、雪国の宿 高半が守ってきたお湯がそれ。
こちらは単純硫黄泉。ちょっと卵の匂いがする飲泉もできる自然湧出の掛け流しの湯です。
42度のぬるめのお湯で、夏でもじっくりと浸かれるので、夏バテ、疲労回復にもぴったり。肌の保水力も高めてくれて、女性にもうれしい温泉です。
この源泉に浸かれるのは高半のほか、共同湯の山の湯のみ。
本当の湯沢の湯にぜひ、浸かってみてください。
<データ>
■雪国の宿 高半
宿泊のほか、日帰り入浴もあり。13時~17時 1000円
源泉温度が低いため、露天風呂はあえてつくってません。
■■一足先秋!天空スポット【2】は群馬と長野を結ぶ最高点の国道のドライブとリフトでの天空散歩です!
<関連リンク>
■湯沢町観光協会
■新潟と秋山郷の湯その3(温泉マニアガイド)
★先日8月21日にも中越地方で大きな地震がありましたが、湯沢町は大きな揺れはありませんでした。お出かけ前に状況をチェックしたい方は湯沢町役場へご確認ください。