英語のみならず多言語の発音矯正が可能!
この技術は、産総研の開発者、児島研究員によれば、単に英語のソフトとしてだけでなく、様々な音声データの入力により、今後は、英語以外の言語、例えば、今流行の中国語や、ドイツ語、フランス語、その他の多言語の発音矯正ソフトの開発にも応用が可能だということです。さらには、カスタマイズが可能であり、このエンジン部分を購入すれば、それぞれの企業や、学校、スクールのニーズにあった、ソフト開発が可能になる、とのことです。
今回は、いわば、その一つの応用例とでも言える、「発音力」が発売になっていますが、このソフトの一部をさらに拡充すれば、より深い発音の分野に特化した専門的な発音矯正ソフトの開発が可能であると感じさせてくれる内容になっています。すでに、ニンテンドーDSへの投入も検討されているとのことです。
■発音矯正技術について
■音響分析について
■提供可能な技術開発
言語障害のリハビリにも応用が可能!
また、この音声認識技術を使えば、構音障害などの知的障害を持つお子さんや、様々な言語障害を持つ方の療育、リハビリテーションに応用することも可能だそうです。開発者であり、(株)プロンテスト社代表取締役の奥村氏によれば、本来は、言語障害を持つ方のために発想したソフトなのだそうです。語学ソフトとしての一面からでは、分からない、音声認識の奥深さを知らされる内容です。
科学・研究での応用も可能か?
ガイド自身が、この技術の取材を通じて感じたことは、単に語学だけではなく、思った以上に応用範囲が広いということでした。これからは、語学だけではなく、医療や、様々な科学分野の研究にも独自の領域を開拓していくであろうという点を強く印象づけられました。今後は、現在のリエゾン法に加えて、プロソディーの分析判定までも可能にしていきたいとのことでした。英語でのプレゼン前日にご自身の発音をチェックし自信をつけることも可能になることでしょう。
様々な分野での応用と、ニーズに応じたカスタマイズ可能な、(株)プロンテストと産総研の音声認識技術にご興味のある方は、是非下記へアクセスしてみることをお薦めいたします!
関連リンク
■『発音力』-英語発音矯正ソフト-
■株式会社プロンテスト
■独立行政法人・産業総合技術研究所