笑っていられません 初心者の間違い
My room is flooring. ??? |
言いたいことを英語で表現しようと思うと、とんでもない間違いをしてしまう。そんな経験はありませんか?
中学や高校で英語を習ったものの、その後しばらく英語からは遠ざかり、時間に余裕ができた今、ようやく英会話でも勉強してみようかと思い立ったという方は少なくないはずです。そうした方々が、頭の中で思ったことを英語に変えるとき、よくやる間違いがあります。
たとえば、「私の部屋はフローリングなの」と言いたいとき、これを
My room is flooring.
とやってしまうのです。
そもそもフローリングは和製英語(和製英語についてはこちら>>)であって、「木の床」という wooden floor が正しい英語です。でも "flooring"
を"wooden floor"に置き換えたとしても、上の例文は根本的に変ですよね。
まさかそんな間違いするわけない…本当?
え?まさかそんなくだらない間違いをするわけないって?いえいえ、初心者には結構多いんです、この手の間違い。これは日本語の意味をきちんと表現しようと意識していないために起こる間違いです。「私の部屋はフローリングなの」
は、決して
「私の部屋 = フローリング」
ということを意味しているのではなく、
「私の部屋の床は木が使われている」
ということを言いたいわけです。当たり前のことですが、この点をきちんと表現せず、たんに「AはB」という日本語を A is B. とやってしまったために上のような間違いが起きてしまうのです。この例の場合、正しくは
My room has a wooden floor.
などと表現します。
ところでこの例、じつはある本からの引用です。初心者が起こしやすい間違いを、実際にテストの答案から例を集めて解説した本です。次のページでその面白い本をご紹介しましょう。>>