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最悪の映画と俳優を発表!第26回ラジー賞

毎年アカデミー賞発表前夜に受賞者が決まるゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞)が今年も発表になりました。今回「最もうんざりしたタブロイドネタ賞」も新設され、ますます盛り上がっています。

森 弘之

執筆者:森 弘之

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第26回ラジー賞発表

スターウォーズIIIからもこの人が受賞

毎年アカデミー賞に先立って発表されるラジー賞。これは最もひどい映画や俳優らに送られる賞で、正式な名称を Golden Raspberry 賞といいます。
(ひどい映画とラズベリーに何の関係が?理由はこちらへ>>

発表前のプレスリリースのタイトルには、

2005: A very bad year for movies...
But a berry good year for the razzies!

(2005年、映画にとってはとてもひどい一年・・・
でもラジー賞にとってはとてもいい一年!))

とあります。very を berry に代えて面白味を演出していますね。

さて、2006年第26回ラジー賞は、アカデミー賞発表前夜の3月4日に以下のように発表されました。

ワースト映画賞 Dirty Love
ワースト主演男優賞 ロブ・シュナイダー (Deuce Bigalow: European Gigolo)
ワースト主演女優賞 ジェニー・マッカーシー (Dirty Love)
ワースト助演男優賞 ヘイデン・クリステンセン (スターウォーズ エピソードIII)
ワースト助演女優賞 パリス・ヒルトン (蝋人形の館)
ワーストリメイク・続編賞 マスク2
ワースト脚本賞 ジェニー・マッカーシー (Dirty Love)
ワースト監督賞 ジョン・アッシャー (Dirty Love)
最もうんざりしたタブロイドネタ賞 トムクルーズとケイティホームズのゴシップネタ

最もうんざりしたタブロイドネタ賞(Most Tiresome Tabloid Targets)は今回新設された賞で、トム・クルーズはケイティ・ホームズとの熱愛ネタと反精神医学主張の騒ぎとの堂々ダブルノミネートでしたが、めでたくケイティ・ホームズとのはしゃぎっぷりで栄えある第一回受賞となりました。トム・クルーズといえば、「もっとも不快な映画俳優ナンバー1」にも選ばれてしまい、散々な一年でした。

なおこの最もうんざりしたタブロイドネタ賞の受賞者は、正確には

Tom Crouse, Katie Holmes, Oprah Winfrey's Couch, The Eiffel Tower and "Tom's Baby"
(トム・クルーズ、ケイティ・ホームズ、オプラ・ウィンフィリーのソファ、エッフェル塔、トムの赤ちゃん)

となっています。これは、トム・クルーズがオプラ・ウィンフリー(有名なトーク番組の司会者)の番組でソファの上で飛び跳ね、床にひざを付いて腕を回したり、オプラを抱きしめたりと、ケイティ・ホームズとの熱愛ぶりを奇行で表現したことや、エッフェル塔でのプロポーズのエピソード、そして子供ができたことを発表するときのはしゃぎぶりなどを指しています。

昨年のラジー賞ではこんなエピソードも

昨年もラジー賞は話題を振りまいてくれました>>

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