小説を忘れてませんか?
小説には登場人物の会話が満載。まさに生きた会話文を読むことができる本です。しかも英会話の本に比べて、内容は面白い!まさしく楽しみながら会話文を学ぶ教材として、洋書を読んでみましょう!
もっと素敵に英語を使うヒント【一覧】 Vol. 1 動機をこじつけちゃえ! Vol. 5 最大の敵!- ローマ字読み Vol. 2 発音は最初が肝心! Vol. 6 簡単なようでムズカシイYes/No Vol. 3 スラングには要注意 Vol. 7 洋書を読んで会話力アップ! Vol. 4 通じない?相手のせいでしょ!
洋書を読むことと英会話力との関係
洋書を読むことが、英語を聞く力・話す力にいったいどんな関係があるのでしょう。読み書きは英会話とは別次元のことだと思われるかもしれません。ところがそんなことはないのです!
たとえば、英会話の本はちまたにたくさんありますよね。そこにはいろんな場面の会話文が出ています。それを読んで、場合によっては暗記して、実際の英会話に役立てるということは当然アリですよね。これはまさに、読むことで英会話力をアップさせようとする一例です。
ほかにもよく耳にする経験談として、「海外の友達とメール交換をしていると、その後で実際に英語を話す場面になったときに、スムーズに英語が口から出てくる」というものがあります。友達とのやり取りするメールは口語が基本ですから、当然英会話の練習になります。もちろんヒアリングや発音の練習にはなりませんが、いいたいことを英語としてどうやって表現するかということは、英会話の初心者ならば誰しも頭を痛めるところですが、メールはその練習になるというわけです。
(参考:初心者のための英文メール講座)
このように、会話文の実例は、たとえそれが読み書きするものであっても、必ず会話の役に立つものです。そこで登場するのが洋書。とくに小説です。小説には会話がつきもの。しかも、英会話の本は読むのが結構苦痛なのに対し(だっていかにも会話の勉強って感じですからね)、小説を読むのは楽しいものです。まさに、楽しく会話文を学ぶ!これが洋書の世界です。
どんな本を選ぶ?
洋書なんて読んだことがないので読み通す自信がない、何を読んだらいいのかわからない、など、初めての方には洋書はとっつきにくいものかもしれません。そこで洋書選びのコツ、読み方のコツをお教えしましょう。選び方の基本は、何といっても「面白くてやさしい本」です。とくに次のような基準で選んでみましょう。
●ベストセラーもの 小難しい本はあまり売れません。逆に言えば、たくさん売れる本はやさしい本が多いのです。ベストセラーものはねらい目です! ●出版されてからある程度時間がたったもの 出版社の宣伝文句にだまされてはいけません。面白いかどうかは、読んだ人の評判が一番。評判が出揃うまでには時間がかかるので、初心者は出版直後の本は避けたほうがいいでしょう。 ●映画になった本、日本語訳が出ている本 映画化されている本や日本語訳が出ている本は、ねらい目です。いきなり知らない小説を読むのは敷居が高いという方は、最初に映画を見たり日本語訳を読んでから原書を読むと、ストーリーを知っている分、英語がスイスイ頭に入ってきます。 ●作家を決めて読み進める 一人の作家の文体は比較的ふらつくことがありません。この人の本は読みやすい!と思える作家が見つかったら、その人のほかの本も読んでみましょう。もっと言えば、洋書選びは作家で決めるというのが初心者にとって重要なことだと思います。 |