だらだら週末にはサヨナラ!週末を使って自分磨き
「既に平日に十分頑張っている」というあなたなら……
たとえば、資格試験の勉強スケジュールを立てる際に、あらかじめ土日を「調整日」にしておきましょう。日頃から、無理な予定を組み過ぎないことはもちろん大切ですが、そうは言っても何かと忙しい平日の予定は、どうしても狂ってしまいがちです。
そこで、土日、あるいは土曜日か日曜日のいずれか1日を1週間の予定をクリアするための調整日にしておくわけです。
このスケジューリングだと、平日だけで上手く予定をクリアできれば、2日間はまるまるフリータイム。もちろん、空いた時間は1週間の復習などにあてても良いのですが、きちんと「休日」にすることは、いわば自分へのご褒美。「今度の週末は休むぞ!」と、その分、平日のモチベーションを高めることもできます。
一方、最近ちょっと勉強に疲れ気味……というなら、思い切ってゆっくり休んでみることもお薦め。休むことで、心身ともにリフレッシュできるのはもちろんですが、たとえば、こんなチェックシートを使って、自分がどうしてその資格を取りたいのか、何のために勉強しているのか、じっくり見つめなおす機会にしても良いでしょう。
休日の過ごし方のタイプ別に、スキルアップに役立つ、お薦めの過ごし方をご紹介しましょう。
「休日はお出かけしたい」あなたにお薦めの勉強法
せっかくの土日、家の中に閉じこもっていないで、どんどん出かけたい!というあなたにお薦めなのは、こんな過ごし方です。■土日開講の講座を受ける!
平日はどうしても通学のための時間を取れないという方向けに、近頃は、多くの資格スクールでビジネスパーソン向けの週末講座を開講しています。
独学も良いけれど、資格試験のポイントを効率よく、的確に学んだり、講師や他の受験生とのネットワークづくりなど、スクールや各種講座を利用して資格勉強をするメリットは大きいものがあります。週末講座をうまく活用することは、スキルアップへの早道と言えるでしょう。
数ある講座の中でも、ガイドが特にお薦めしたいのが、今多くの大学が積極的に開講している「公開講座」の利用。
入試無し、休職・退職の必要無し、学歴不問で、大学のアカデミックな授業が受けられると人気の「公開講座」ですが、ビジネスパーソンにおなじみの人気資格の講座や1日だけの単発、無料講座などラインナップも充実。
講座受講者は、大学図書館の閲覧利用や学内生協加入ができ、図書・雑誌・CDなどが割引価格で購入できるなどの特典(早稲田大学エクステンションセンター、明治大学リバティ・アカデミーほか多数)があることも多く、その点も魅力的です。
※週末開講の「公開講座」を探すなら
・公開講座.com
関東を中心とした大学等が開催する社会人向け公開講座検索サイト。週末講座を開講月ごとに検索することもできます。
・大学公開講座のセカンドアカデミー
各校で開催中の大学公開講座の資料請求、申込が可能です。関東だけでなく、関西、東海の講座も検索できます。
■資格模擬試験を受験する!
土日開講のスクールや講座もいいけれど、あまりコストはかけられない……という方なら、資格スクールが実施している資格試験の公開模擬試験を受験してみてはどうでしょう?
ビジネスパーソンにおなじみの日商簿記検定、行政書士試験、情報処理技術者試験なども日曜日が試験日。準備期間を考えると、今回のテーマである「土日だけ」で完結というわけにはいきませんが、「模擬試験」は同じ曜日・時間帯に受験のプレ体験ができる機会なのです。
たとえば、「資格の大原」の公開模擬試験情報をのぞいてみると、日商簿記検定、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士、FP技能検定など、ビジネスパーソンにおなじみの人気資格の公開模擬試験のほとんどが土日に予定されていることがわかります。
受験料も比較的リーズナブル、入学金なども不要のケースが多いため、資格勉強にかかる出費を抑えたい方も嬉しいのでは? 十分に学習したつもりでも、試験会場の雰囲気に慣れていないばかりに、実力が発揮できない……なんていうことを防ぐためにも、ぜひ活用してみてください。
■「気になる本」を書店でチェック!
「気になる本」とは、資格試験の参考書や問題集はもちろん、各種ビジネス書や自己啓発本など、「自分磨き」に役立ちそうなものなら、幅広く捉えていただいてかまいません。
最近はインターネットで簡単に本を購入できるのに、なぜわざ書店に出かけて買うの?と思った方。もちろん購入はインターネットでも構いませんが、ここでポイントになるのは「直に」という部分。自分の目で見て、触って確かめるということです。
特に資格試験の参考書や問題集の場合、せっかく買っても「使わない」ならもったいない。その1冊をいかに「フル活用できる」本を選ぶかが、資格勉強の行方を左右します。
直に手に取る際には必ずチェックしてほしいのが、
- 読みやすさ(余白が適度にあると読みやすい上に、必要な書き込みもできる)
- 薄さ・軽さ(通勤などの「スキマ時間」を有効活用するためにも、手軽に持ち歩けるかは重要)
- 装丁(ページを切り取ってもバラバラにならないもの。特に問題集の場合は何ページか切り取って持ち歩けば、ちょっとした時間にチャレンジしやすい)
- 発行日(情報は日々進化、古いものは要注意。初版よりは版を重ねている方が誤字・脱字も少ないし、多くの支持を集めている証拠)
「休日くらい家でのんびり過ごしたい」というあなたにお薦め!
せっかくの土日くらい、家の中での~んびり過ごしたいという方も多いでしょう。こんな過ごし方なら、自宅でスキルアップを目指せますよ。■WEBで情報収集
在宅スキルアップ派の強い味方、インターネット。ネットやスマホはついついダラダラ時間を費やしてしまうもの。だからこそ、平日は「封印」している方も多いのでは? 時間がたっぷりある土日だからこそ、あえてネットの海を探索してみるのはいかがでしょう。
もちろん行き当たりばったりではなく、まずは、今興味のある資格やジャンルを手がかりに「勉強法」「テスト」「試験対策」といったキーワードで検索スタート。情報をたどるうちに、今まで気づかなかった、資格・スキルチェック関連の情報に出会うチャンスが広がります。
■オンライン試験で資格に挑戦!
スキルアップと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはやっぱり「資格」。
週末、居ながらにして資格取得ができるオンライン試験を活用すれば、短時間で自身のレベルアップを実感することができます。
最近では、多くのオンライン試験が実施されていますが、以前、「オンライン試験で資格を取ろう!」でも取り上げたように、その知名度・効果の程は様々。手軽に受けられる分、資格による効果を狙うというよりも、自分自身の日々のスキルチェックのために活用するのがお薦めです。
■とにかくひたすら勉強三昧!
平日は忙しくて勉強のための時間は取れないけれど、土日は、丸々自分のためだけに使えるという方なら、ここはやっぱり集中して勉強!というのが王道でしょう。
少しずつ毎日トレーニングを継続した方がレベルアップしやすい語学系は別として、過去問対策や暗記が主体の資格試験であれば、土日集中型でも十分対応できますす。
個人差はありますが、合格のための勉強時間の目安30~40時間程度(例:日商簿記検定(1級を除く)など)であれば、独学でも1日5時間、単純計算で3週間か1ヶ月週末を費やせば合格圏内です。
ただし、社会保険労務士や中小企業診断士、行政書士など、ビジネスパーソンにも人気の難関資格クラスになると、合格まで1000時間とも2000時間とも言われますから、何ヶ月間も週末がつぶれてしまうのは、けっこうキツイでしょう。
そんなときには、覚えるべき知識がコンパクトにまとまっている通信講座やeラーニングなどの教材も上手く活用して、勉強時間の短縮を図るのも一考です。
また、勉強時間が長時間になるほど、同じ内容ばかりでは飽きてしまうもの。机の前での勉強の合間にDVD教材の視聴を入れるなど、メリハリをつけると気分転換も図れ、モチベーションも保てます。