当日:「実技(論述)試験」体験記
■試験会場へガイドは東京での受験なので、会場は渋谷駅から徒歩の青山学院大学。集合時間の13時半よりも若干早めに着いたのですが、入り口は受験番号と試験教室を照会する受験者でごった返していました。
13時半に解答用紙、問題用紙を配布。解答用紙に各々の席上に置いてある、名前入りのバーコードシールを貼り、記名するようにとのこと。解答用紙には3つの設問がありました。
■試験開始!
今回の出題内容は、既にこちらで公開されているとおり。26歳の正社員男性のケースで、異動に伴う仕事への適応に関する相談という設定です。
結論から言うと、個人的には解答しづらいケースだな、というのが感想です。試験時間は60分で、30分経過した時点で中途退出OKだったのですが、ガイドは結局60分めいいっぱい使ってしまいました。
「在職中のケース」というのも少々意外だったのですが、どちらかというと「早く成果を出したいゆえの焦り」といった情動的な部分の課題や職業理解の不足、周囲とのコミュニケーションの不足などが問題となるケース。戦略もいろいろな切り口が考えられたからです。
また、戦略を「文章化」するということについては、先にも書いたように正直準備不足だったなあ、と思います。日頃、ケースの記録は残していますが、今回の観点とはちょっと違うものなので、頭の中ではおおよそつかめていても、いざ文章にしようとすると案外まとまらないのです。
そのため後で振り返ってみると、捉え方自体は恐らく大きくはずれていないと思いますが、触れておくべき内容が十分カバーできていなかったり、冗長な表現になってしまった部分があったように思っています。
なにしろシンプルな構成なので、ちょっとした減点が響きそう。合格基準は60点以上なのですが、果たして……?
11月3日に開催されたキャリア・コンサルタント全国大会での報告では、今回の「キャリア・コンサルティング検定」の受験者は約2,800名、内80%にあたる約2,200名が学科免除者だそう。
ガイドも学科免除だったため受けませんでしたが、同日午前中には学科試験も実施されました。試験後には一部誤植や問題文自体の誤りも発表され、いささかの混乱が見られています。
次回「実技(面接)試験」は年明け1月12日。「東京」のはずなのに、会場が千葉・幕張なのは「なんだかなあ」という感じですが(笑)、まあ、とにかく行ってきます。
※公式サイト
国家検定キャリア・コンサルティング技能検定