評価される資格,使える資格,稼げる資格

「仕事ができるように見える」資格とは?

「資格」と言えば、自分のスキルや知識を客観的に証明するツールですが、実際のところは、「資格」そのものが持つイメージというものもあるようです。

そこで、読者に「仕事ができる人に見える資格」という、「資格のイメージ」を聞いてみました。意外?納得?な結果ランキングを、売れ筋関連本と共にお届けします!

第10位:社会保険労務士(社労士)

■労働法から社会保険まで、社会人生活において必須知識を持っていて、プライベートでも活躍するから。(20代/愛知県/男性)
■国家資格だから。普通の会社員の方が労務の事等にとても詳しかったので聞いてみたら「実は社労士の資格をもっているんです」と判明し、やはり違うなと思ったことがあったので。(30代/大阪府/女性)
■年金問題とかで、これがあるとかなりポイントが高い。(50代/埼玉県/女性)


「年金」を始めとして、自分の生活にも身近な知識のスペシャリストだけに、「仕事がデキる」というだけでなく、プライベートでも「デキる人」というイメージが評価を押し上げているようです。


第9位:中小企業診断士

■実際に持っている先輩が職場にいて、多面的な営業戦略を組んで成績を上げているので。(20代/東京都/女性)
■経営コンサルタントってカッコイイ!から。(30代/東京都/女性)
■取るの難しそうだし、総合的なものだと思うので。(50代/石川県/男性)

「多面的」「総合的」というのが目立つキーワード。経済や経営という、よく聞くけど何となくとっつきにくい分野に長けているということが「カッコイイ」イメージにつながるのかも。


第8位:特になし

■能力持ってる人が「たまたま」持ってるようなものなので。(30代/兵庫県/男性)
■どんなに難易度の高い資格でも、使いこなせなければ凡人にしか見えないし、無資格でも凄い人はいます。 給与手当加算のための資格取得マニアも結構知っています。(40代/静岡県/男性)
■仕事ぶりは見れば分かりますし、資格の話はしませんね。(30代/東京都/女性)

ごもっとも!という意見ばかり。日ごろの「仕事に活かせる資格」のスタンスとも重なりますので、皆さんのおっしゃることはよく理解できます。


第7位:システムアドミニストレーター

■システムは不可欠の時代なので、システム構築に必要な資格だとおもいます。(50代/栃木県/男性)
■パソコンに詳しそうだから。(30代/神奈川県/女性)
■コンピュータ系の情報化社会に役立ちそうだから。(30代/石川県/女性)

ほかに「カタカナがカッコいいので!」(20代/千葉県/女性)、「頭の回転が速そう。」(20代/京都府/女性)など、社労士、中小企業診断士に比べて、ややイメージ先行のコメントが多かったのも特徴的。業種職種が限定されやすいので、身近に資格ホルダーがいないケースが多い?

なお、「あの人気資格「初級シスアド」がなくなる?!」でもお伝えしているとおり、初級、上級システムアドミニストレータ試験が含まれる「情報処理技術者試験」は2009年度の大幅改変を経て、既に初級シスアドは廃止されています。
現在は、かつての「初級シスアド」に代わる試験として「ITパスポート試験」が実施され、順調に受験者を集めていますが、パッと名前が思い浮かぶというところまでは行っていないかな?という印象です。


第6位:弁護士

■これ以上の「資格」はないと思う。(40代/東京都/女性)
■かっこよくて、輝いてみえるから。(40代/福井県/男性)
■取るの大変ですから。(30代/神奈川県/女性)

以前ならもっと高順位だったのでは? とも感じますが、それでも難易度、ステータス共に、今も昔も根強い好イメージを保っている弁護士が第6位。ところで「司法試験」でも「検事」や「判事」でもなく、皆さん「弁護士」と限定しているところは興味深いですね。

第5位:公認会計士、CPA

■取るのが難しい。(50代/奈良県/男性)
■正直なところ、仕事の内容は分かりませんが相手に、こう言われたら何となくひるんでしまいます。なんてったって「公認」ですから!!(30代/東京都/男性)
■これから会計基準が変わるから。(30代/神奈川県/女性)

「難易度」を挙げる方が多数。ご自分でも挑戦中という方も多く、それだけに、難関を突破した資格ホルダーへの羨望が集まりやすいのかもしれません。「持っていながら工場の経理課長ならなお良い。」(40代/東京都/男性)というユニークなコメントも。なんとなくわかるような気がします。


第4位:簿記(日商簿記検定)

■どんな会社でも、事務においてまず簿記がなければ。1級は難関と聞いたので。(30代/三重県/女性)
■理論的に他の人に説明できる。経理部門で働く人だけでなく、秘書、各部署のアドミ担当者など、簿記を理解していると役に立つことは多い。(40代/埼玉県/女性)
■2級ぐらいは普通だけど、1級になるとやはり数字に強い人って感じです。数字に強いのは、仕事ができるためには必須だと思います。(30代/愛知県/女性)

特に「1級」と限定する方が多く、投票してくださった方すべてが女性というのも特徴的です。「どこでも通用すると思うから。」(30代/愛知県/女性)というように、幅広いビジネスシーンで役立つイメージが浸透しているようです。


第3位:MBA(経営学修士)

■ヒト・モノ・カネ等、ビジネス全般に関わる基礎体力を身につけたことになるから。(30代/千葉県/男性)
■超難関な部類に入ると思いますが、聞くとすごいと思うのは これが頭に浮かんだ。(50代/京都府/女性)
■社内でも幅をきかせているし、実際に評価されていると思う。(MBAは資格ではないかもしれないが)(30代/兵庫県/男性)

近頃は日本国内での取得も可能ですが、「英語の経済学の授業が理解できる、ってことだからすごいと思う。」(30代/神奈川県/男性)のコメントに代表されるように、ここではアメリカの(それも「著名」な)大学での取得を想定した方がほとんど。ひとつで英語と経営スキルの両方をアピールできるところが高評価につながったようです。


第2位:ファイナンシャルプランナー

■自分の資産管理を多角的な情報整理から可能にでき、他人の将来の夢に関しても、現状分析から的確なアドバイスができるから。(50代/東京都/男性)
■お金に強い人は仕事ができそうな感じがする。(30代/神奈川県/女性)
■自身の資産の管理は、もちろんのこと、「無駄なく効率よく」を基盤に生活を組み立てられる人だと思うので、きっと仕事面でも同様のことが言えるのでは、と感じるから。(30代/大阪府/男性)

社労士同様、生活に直結する問題のスペシャリストということで、好イメージを獲得。また「今後、取得してみたい」という方も多く、憧れの対象でありながらも、ちょっと頑張れば手が届きそうな身近さも魅力なのかも。


第1位:TOEIC

■やっぱり英語をビジネスの場でも日本語と同じぐらい使いこなせるというのは、活躍する場所も広がるしデキる印象を受けます。(30代/東京都/女性)
■語学ができると、仕事ができる人!のイメージです。(40代/神奈川県/女性)
■外国人から外国人に電話がかかってくる職場なので。(40代/神奈川県/男性)

やはり「TOEIC」は強かった!

国際社会の今、誰もが必要なスキルだと思っていながら、おいそれとは身につけられないのが英語力。だからこそ、英語力を証明するTOEICの高スコアは、「デキる人」のイメージに直結しやすいのでしょう。ちなみに想定されているスコアは600点~800点。900点以上を挙げる方も目立ちました。

なお、英語力に関してはほかにTOEFL英検1級を挙げる方も多く、総合すると文句なしのダントツトップと言えます。

番外編:こんな資格も「できる人」に見える!

少数意見の中から、まだまだある「できる人」に見える資格を紹介しましょう。

■不動産鑑定士
土地の値段を決めることが出来る。(50代/埼玉県/男性)

■通関士
貿易の流れが判っている人はかっこいい。(20代/大阪府/男性)

■ビジネス実務法務検定
法律に詳しいと思われるから。(20代/東京都/女性)

■コーチング
会社の中で人間関係ははずせない問題。マンコントロールができる人は頼れる存在であることは確かだと思います。(40代/東京都/女性)

■精神保健福祉士
医療介護業界では、ホワイトカラー的な資格。(30代/埼玉県/男性)

■HSK(漢語水平考試)
英語ができる人は増えたけど、中国語はまだ少ないため。(30代/広島県/男性)

■小型船舶1級
出来る男は遊びもできる。(40代/東京都/男性)

■フォークリフトの免許
大型フォーク小型フォークを自由自在に扱い、荷物を捌いているのを見ると本当に素晴らしい。(60代/神奈川県/男性)

■珠算1級
デジタル思考の元祖。そのうえ、算盤でかけ算や割り算が出来る人を見ると、尊敬です。(50代/千葉県/女性)

■はなしことば検定
やっぱり仕事ができても言葉がきれいじゃないと。(30代/神奈川県/女性)

■書道1段など、日本の伝統ある方面の段もち
ガツガツ資格をとったイメージないけど、それなりに何か趣味のレベルで極めたことがあるのが素敵に見えます。 暮らしに余裕も感じられる。(30代/京都府/女性)




一口に「仕事ができる人」と言っても、そのイメージは実に様々。今回のランキングも、身近にその資格を持った人がいる、というケースと、あくまで「イメージ先行」というケース、両方がミックスされたものとなりました。

でも、「資格」を時にこんな切り口で見てみると、また違った一面を見つけられるものですね。
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