「無資格ガイド」増加で注目「通訳案内士」制度の実態
秋の行楽シーズンを前に、日本を代表する観光地である京都で、通訳ガイドを巡る「ある問題」が表面化しています。全国の通訳ガイドの団体「全日本通訳案内士連盟」の9月29日発表によると、清水寺など有数の観光スポット周辺で、在日外国人を中心とした「無資格通訳ガイド」が増加中というのです。
「通訳ガイド(通訳案内士)」と言えば、国土交通省管轄のれっきとした国家資格。外国人観光客に観光案内を行って報酬を得るためには、国家試験に合格した上で、都道府県に登録しなければなりません。今回のように無資格での営業には、50万円以下の罰金が科せられることになっています。
ところで「問題」なのは、今回の「無資格ガイド」の中には、この制度自体を知らなかった人もいる、ということ。
実は、通訳ガイドの登録制がスタートしたのは2006年と、ごくごく最近で、無資格営業の違法性に対する認知度は、極めて低いと見られています。また、今後制度の認知が高まったとしても、「通訳ガイド」という性質上、現場を押さえない限り実態把握は難しく、たとえ違法営業であっても果たしてどの程度取り締まることができるのか、など様々な課題も指摘されています。
ともあれ、「通訳案内士」は、国土交通省あげて普及を目指している有望資格のひとつ。「仕事に活かせる資格」ユーザーの皆さんには、ぜひ「有資格者」として、堂々とご活躍されることをお薦めしたいものです。
※公式サイト
国際観光振興機構:通訳案内士試験概要
資格制度についての詳細は、必ずこちらをご確認ください。
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※公式サイト
Autodeskマスター試験:CADベーシックの試験内容
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