あなたの技能を公証します! 技能検定制度をご存知ですか?
・労働者の有する技能を一定の基準によって検定し、これを公証する国家検定制度 ・労働者の技能と地位の向上を図り、我が国の産業の発展に寄与することを目的とする ・職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)に基づいて実施されている ・労働者の技能習得意欲を増進させるとともに、労働者の雇用の安定、円滑な再就職、労働者の社会的な評価の向上に重要な役割を有するもの ・対象職種は137職種で、試験は民間の指定試験機関(8職種)と都道府県(都道府県職業能力開発協会)が実施 ・各職種の技能の内容に応じ、特級、1級、2級、3級に区分して行われるものと、等級に区分しないで行われるもの(単一等級)がある |
とあります。うーん。今ひとつよくわからない……
そこで、137職種に及ぶ「技能検定職種一覧表」を眺めてみると、建設、金属加工、電気・精密機械器具、食料品、衣服・繊維製品、印刷製本など、主に「ものづくり」の分野で求められる技能を評価する検定であることがわかりました。
ただし、ファイナンシャルプランニング、金融窓口サービス、レストランサービスなど、「ものづくり」には含まれない職種も含まれています。
と、聞いて「ピン」と来た方も多いでしょう。そう。ビジネスパーソンにはおなじみの「FP」(ファイナンシャル・プランニング技能士)、これも平成14年度からフィナンシャル・プランニング技能検定として国家検定化された試験のひとつ、というわけです。
※詳しくは、厚生労働省:技能検定制度をどうぞ!
さて、こんな「技能検定制度」ですが、今回見直し案が出てきたのにはそれなりの理由があるのです……
>>「技能検定制度」見直し案浮上の背景とは?せっかくの国家検定が、うまく活用されていない?次ページで解説します。