資格・検定/資格アーカイブ

気になるニュースを毎月厳選! 仕事に活かせる資格トピックス6(3ページ目)

2005年6月分の資格関連トピックス。秘書検定追試問題、グローバルな「建築士」新制度、弁護士・公認会計士に派遣解禁の動き・・・など。

いぬかい はづき

執筆者:いぬかい はづき

仕事に活かせる資格ガイド

2005年6月の注目ニュース

ニュース:
秘書検定追試問題で浮き彫りになった「出題情報管理」の課題

《概要》
特に、女性を中心に人気の「秘書検定」。ことの発端は去る6月19日に全国一斉で行なわれた筆記試験で、会場の1つ「福岡税経専門学校」の試験監督が試験日を間違え会場に現れなかったこと。このため受験できなかった延べ92人の内、希望者の予定に合わせ、同21日から数回に分けて追試を実施。試験監督のミスだけでも十分問題ですが、この追試が19日の出題内容と同じだったことで、更に問題が大きくなりました。というのも、秘書検定試験では試験問題の回収は行なわないため、19日の試験終了後追試実施までに既に、インターネット上などに情報が流出していたからです。新聞報道によると、主催した財団法人実務技能検定協会には受験者から「不公平ではないか」との指摘も寄せられたとのこと、「問題を作り直すには時間がかかる」との協会側の判断の是非が問われる結果になりました。
以前、英検の出題内容がリアルタイムでインターネット上に流出していたという問題がありましたが、歴史が長い試験ほど、こうした情報流出を想定した仕組みが取られておらず、今後の出題情報管理に課題を残したと言えそうです。

ニュース:
グローバルな活躍に期待!「建築士」新登録制度創設へ

《概要》
「建築士」と言えば、難関&人気資格のひとつですが、建設市場が奮っていない国内では、30万人を超えた「1級建築士」は、実は供給過剰気味との見方もあります。その一方で、拡大傾向にある中国、アジア諸国では建築士の育成が遅れており、海外の建築士の受け入れニーズが急増中。こうした時流を受けて国土交通省が打ち出したのが「APECアーキテクト制度」。(6月27日記者発表)本来、建築士が本国以外で活動するには、それぞれの国や地域の建築士資格を取る必要がありました。しかし、実務経験、実績など一定の水準に達した建築士であれば、「APECアーキテクト」として登録することにより、APEC(アジア太平洋経済協力会議)の地域内で活動可能となるのです。(原則、各国・地の試験の一部免除)既に日本、中国、香港、米国、カナダなど12の国と地域の参加が決まっており、登録制度を運営する機関のホームページで業績などの紹介も行なうとのこと。この分野でグローバルな活動を目指す方には、チャンス到来ですね。

国土交通省公式HP

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