1日の日課は? 楽しかったこと、大変だったことは?
毎日、朝食として買った1,000ウォンのキムパプ! |
朝は6時に起床して身支度を整え、7時すぎにホテルを出ます。地下鉄の駅で김밥(キムパプ/韓国海苔巻き)を買い(1,000ウォンと安く、そしてとても美味しいのです!)、地下鉄を乗り継いで学校へ向かいます。朝食を摂りながら、誰もまだ来ていない教室で予習をするのが日課となっていました。
授業は午前9時から午後1時までです。1日4コマ授業があり、50分の授業の後は10分や20分の休憩が入ります。教科書に沿った授業なので例文(会話)を皆で読んだり一人一人順番に読んだりした後は、新しく出てきた単語を使って普段よく使う例文を教えてくれます。そして文法に進みます。文法を使って一人一人が短い文章を作って発表していくのですが、様々な表現が聞けるので勉強になりました。授業が終わってから夕方ホテルへ戻る間は、よく一人で外出していました。
Q.学校の勉強で、大変なことは何でしたか?
だいたい一日の授業で教科書1 課分を終えるので、1課分のワークブックや作文などが宿題に出されます。作文は、毎日というわけではありません。作文の題名として覚えているのは、「関心のあることについて」、「失敗したことについて」、「田舎について」、「宿泊先までの道案内について」などですね。宿題をこなすためには、かなり時間がかかるので、韓国ドラマを観るのを我慢して、夜遅くまで辞書で単語を調べながら作文を書いていました。また、ただ書くだけでなく、翌日の授業で発表したりもするので、読む練習をしたりするのが大変でしたね。
クラスメイトはみんな日本人。楽しい方ばかりでした! |
レベルチェックでクラス分けされ、私のクラスは6~8名の日本人でした。グループレッスンを受けるのは初めてだったのですが、クラスメイトはみんな明るい方々でしたので、授業がとても楽しかったです。特に韓流スターの話題になったりすると、とても盛り上がりました。また、全員のレベルが似通っていたので、クラスメイトの話す韓国語も楽しく聞き取ることができました。
授業は100%韓国語なので、もちろん質問も授業中の会話もすべて韓国語です。しかし、講師の話す韓国語がとても分かり易かったですし、クラスメイトのレベルが同じ、ということもあって、間違えることも気にせず、恥ずかしがらずに話せて良かったです。
Q.滞在中、大変なことは何でしたか?
日本から持っていった現金が不足してしまったことです。さらには運悪く、韓国の銀行ATMでクレジットカードを使用しても現金がおろせませんでした。クラスメイトに相談したところ、クラスメイトの一人が同じクレジットカードを使い、とある銀行でお金をおろすことができたと聞きました。その銀行はどこにでもある銀行ではなかったため、市内バスに乗って行かなければなりません。市内バスに乗ったこともなく地理もよく分からない私にとっては、大・大・大冒険! でした。一人で市内バスに乗り、バスの運転手さんへ「銀行近くのバス停で降りたい」と伝え、なんとか銀行へ辿り着き、ATMで「バタバタバタ!」というお金の音が聞こえた時には感激しました。
Q.滞在中、楽しいことは何でしたか?
何よりも楽しく感じたことは、周囲から韓国語が聞こえてくる環境で生活できたことです。韓国語のイントネーション(リズム)が耳に、体に心地良かったです。
また、今回の目標は、たくさん会話をすることだったので、一人でいろんな所に出歩いたり、冒険もしてみました。地下鉄、タクシー、市内バスへ乗ったり、図書館で学生に交じって勉強してみたり、スーパー、食堂、チムジルバンなど、地元の人が行きそうな場所へ行ったことが、とても楽しかったです。
Q.留学する前に、準備するべきこと、ものは何だと思いますか?
韓国の生活の下調べですね。例えば、地下鉄やバスで利用できるT-moneyカードの購入方法や大型スーパーの場所をおさえるなどをしておくと韓国へ行ってから便利ですし、留学前の不安も減ると思います。
また、ポータブルCDプレーヤーなどのCDが聞ける機械を持って行くと役に立つと思います。学校の教科書にCDが添付されていたのですが、持って行かなかったため、CDを聞いて勉強する事ができなかったからです。
Q.留学生活を送る上で、大切なこと(心構え)は何だと思いますか?
目標を立てて行くのがいいと思います。私は、韓国の方とたくさん会話をしたいと思っていたので、道を聞くときにたくさん話しかけましたし、宿泊先のホテルではフロントの方へ色々質問ばかりしていました(分からない事だらけでしたので……)。聞き取れない、うまく伝えられないことが何度もありましたが、積極的に話かけたことが良かったと思っています。
「目標を立てることが大切」という奈良さん |
短期留学はあっという間に終わってしまいます。思いっきり韓国を満喫してきて欲しいと思います。また、留学をしてみたら、今まで旅行でしか行ったことのなかった韓国が、「知人が暮らしている国-韓国」に変わりました。韓国をより身近に感じることができ、留学して本当に良かったと思っています。
インタビューは以上です。奈良さんが2週間という決して長くない時間を、とても大切に使い、そして満喫されたのがよく分かりますね。「私も行ってみたい!」と思われた方、「これから行くつもり!」という方、是非奈良さんのように、より韓国を身近な国にできるよう、しっかり目標を立て、充実した短期留学生活を送ってください。奈良さん、インタビューをお引き受けいただき、ありがとうございました。この留学をバネに、韓国・韓国語への興味を深められ、これからも韓国語の学習を頑張りましょう!
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