ゴルフをたしなむ方にとって、キャディはよきサポーターであり助言者です。カートを自分で運転して回るゴルフ場もたくさんありますが、1つの組に一人のキャディさんがついてくれるのが一般的ではないでしょうか?
キャディは通常女性で、ゴルフ場の近所から働きに来ている人が多いように思います。
プロゴルファーには、専属のキャディがつくことも多く、中には本職のプロゴルファーが別のゴルファーのキャディを担当する例もあります。しかし、これらは特に資格が必要なわけではありません。プロゴルファーには、プロテストという厳しい認定試験があり、これに合格しないとトーナメントに出ることすら出来ないのですが、キャディにはこういった資格は今のところ無いのです。
【キャディにも資格を認定しようという動き】
キャディに資格制度が無い理由は、特に高度な技術が必要と思われていないからではないでしょうか?しかし、あながちそうとは言い切れないと思います。もしそうだとしたら、プロゴルファーたちが、専属のキャディを高給で迎える必要はないはずです。
実際に、一般のゴルフ客の中には、グリーン上でキャディに芝の向きやラインの状況について尋ねる人も多く居ます。こういった質問に的確に答えられるかどうかは、ゴルフ客の満足度に大きく影響すると思います。
それから、キャディの態度や人柄によって、その日のプレイの楽しさもやはり大きく影響されるのは周知の事実です。ようするに一般ゴルファーにとって、どんなキャディが付くかでプレイの内容も満足度も大きく変わってくるのです。
そこで、キャディの資質や技術・態度について、そのレベルを認定しようという動きが出てきたのです。
埼玉県鶴ヶ島市にある日本ゴルフシステム社が企画している、「キャ能検(全日本サービスキャディ職務能力検定制度)」がそれです。まだ資格試験自体も計画中なのですが、来シーズンからは導入されるのではないでしょうか?
同社では、この資格認定に先立って、キャディに対する教育を行うティーチングキャスの育成も始めています。まだ、埼玉西部エリアが活動の中心のようですが、この動きが全国に広がってゆくと面白いと思います。ありそうでない資格なので、誰かが始めれば意外に早く拡大してゆくのかも知れません。
【関連リンク】
趣味・スポーツ関連サイト
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。