多くの大学院で、来月開校となるMOTManagement of technology)プログラムのカリキュラムが事前に公開されるようになってきました。
例えば、東京理科大学のMOTプログラムは、「総合科学技術経営研究科」と呼ばれており、そのカリキュラムは、イノベーション科目・マネジメント科目・演習などに類別されています。

【理系の人向き?】
内容は多岐に渡っていますが、その中でも、「技術・産業論科」においては、バイオ技術・ナノテクノロジーなど最先端の科学技術を産業界に応用する仕組みを学ぶ講義が用意されています。しかもその内容を見ると、第一線で活躍する専門家を招いてのディスカッションもあるようです。議論を有意義なものにするためには、事前に相当な勉強が必要であることは想像に難くありません。
しかし、理系人間といっても、専門分野が沢山あるという人は少ないわけで、機械工学の専門家が、バイオテクノロジーに詳しいとは限りません。よって、必ずしも理系の人なら勉強しなくても良いとは限らないでしょう。

【文系の人向き?】
マネジメント科目の中には、ナレッジマネジメントやマーケティング、ブランド戦略、財務会計などの講義があります。財務会計の講義には、企業経理担当者など、やはり第一線で活躍する企業人との交流が予定されています。よって、生半可に予習した位では付いていけないことも考えられます。これらは、いわゆる事務系職場に関連すると思われますから、文系の頭を持った人にはやりやすいかも知れません。
逆に言うと、バリバリの技術者で経営を学びたい人は、こういった分野を中心に勉強すればよいことになります。

ざっと見ただけでも、MOTのプログラムには両方の側面が兼ね備わっていることがわかります。21世紀を担う経営者にとっては、最先端の科学技術を身につけることは必須であり、また、バリバリの技術者が経営を行うためには、会計やマーケティングの知識は不可欠です。バランスの取れた経営者を育成するためのプログラムと言えるでしょう。つまり、理系・文系を問わず有効な講義になるように作られているのです。そして、これは技術立国を標榜する日本にとって、非常に重要な役割を果たす可能性を秘めています。

参考記事:「日本もいよいよMOTに本腰」


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