【ポイント取得はどうやるの?】
どうやったのかというと、2002年10月末にお台場日航ホテルで開催されていたガートナー社のシンポジウムに参加したのです。ガートナー社は、米国に本社をおき、IT業界の動向をウォッチし、その動向予測や企業がどのITを選択すべきかといった課題に対して指針を示すことで有名な会社です。そのシンポジウムではいくつものセミナーが開催されており、これに参加すると一つのセミナーあたり数ポイントづつもらえることになっているのです。具体的には、セミナー終了後、会場出口で小さなセミナー番号を書いた紙を渡され、これをあらかじめ渡されていた台紙に貼り付けていきます。シンポジウムが終了した後で、これを事務局に送ると、見事ポイント認定の証書が送られてくるわけです。このような講座は、ガートナーグループの講座のほかにもあります。さらに、ポイント不足のITコーディネータ補のためには、特別にポイントを稼げる研修なども用意されているようです。
また、知識ポイント以外にも実務ポイントがあり、こちらはセミナーにおける講師を行ったりした場合に与えられます。
私が取得したのは14時間分。ポイント数としては4時間で1ポイントだから3ポイント分です。必要ポイントは35ポイントだからまだ先は遠いという事ですね。
【ITコーディネータになるためにかかるお金】
ITコーディネータになるために必要な費用は、60万円以上と言われています。なにしろ、ITコーディネータ補になるための、ケース研修だけでも52万円もするのです。これに、ほかのポイントを取得するための講習受講費用も必要になります。さっきのガートナーシンポジウムは一般参加なら9万5千円ですから、1ポイントあたり3万円以上もする計算になります。これだと、一般の人が取得するのはかなり大変ですよね。公認会計士や中小企業診断士のように比較的お金がありそうな自営業者が対象になっているのもうなずける気がします。
【ITコーディネータの将来性】
ITコーディネータは、今後ますます重要となるIT化の要となる人物像といえます。大手ITベンダーの中にはこの資格取得者を増やして中堅企業に対するコンサルテーションを増強しようとしているところもあります。そういった意味では、将来性抜群の資格といえるでしょう。
ところで、私はまだITコーディネータ補にもなっていないのですが、このポイントは役に立つのかなぁ?
【関連リンク】
情報処理関連の資格公式サイト
ITコーディネータ協会
ITSSP(ITソリューションスクエアプロジェクト)
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