中国のお正月「春節」って?
中国のお正月「春節」とは?
当たり前に思えますが、中国ではどちらかというと「春節」または「旧正月(旧暦の正月)」の方を重視します。旧暦に従うため、毎年日付が変わるのも特徴です。
春節とは何なのか、また今年はいつが春節にあたるのか、見ていきましょう!
「春節」とは、かつての「元旦」
「春節」は、古代においては「元旦」と呼ばれていました。「元」は「初め」、「旦」は「日の出」を表すので、1月1日を「元旦」としたのです。日本における「元旦」も、ここから来ています。
1949年の中華人民共和国成立の際に、新暦の正月を「元旦」、旧暦の正月を「春節」とするよう決定されました。
なお、旧暦では「春節」から10日間を「初一、初二、初三、……初九、初十」と数えます。「初七」までが休暇で、「初八」から仕事、という企業が多いようです。
今年の「春節」はいつ?
上で見たように、旧暦に従ってやってくる「春節」。2018年は、2月16日です。
1月中旬に「春節」が来ることもあるので、およそ一か月程度ズレが生じることもあります。毎年チェックしていきたいですね。
また、2月15日は大みそかにあたる「除夕」。こちらも併せて覚えておきたいです。以下に、2028年までの「春節」にあたる日を挙げておきますのでご参考にしてください。
- 2019年 2月5日
- 2020年 1月25日
- 2021年 2月12日
- 2022年 2月1日
- 2023年 1月22日
- 2024年 2月10日
- 2025年 1月29日
- 2026年 2月17日
- 2027年 2月6日
- 2028年 1月26日
「春節」には何をするの?
基本的には家族で過ごします。久々に集まった家族で食事を楽しんだり、旅行に行ったりする人もいるようです。北方では餃子を必ず食べ、南方では餃子はもちろん、ここぞとばかりに各家庭の自慢の料理が食卓に並びます。昔は餃子の中にお金を入れてお年玉(压岁钱)としていましたが、最近ではあまりやらないそうです。また、中国中央テレビによる「春节联欢晚会」というカウントダウン番組があり、こちらも日本における「紅白歌合戦」のような人気を博しています。
他には、爆竹を鳴らしたり(最近は環境への配慮から音だけという地域もあります)、夜通しお酒を飲んだりと、少し日常から離れた過ごし方をすることが多いです。
「春節」で使う中国語
- 春节快乐! Chūn jié kuài lè !
- 万事如意! Wàn shì rú yì !
- 恭喜发财! Gōng xǐ fā cái !
- 身体健康! Shēn tǐ jiàn kāng !
横浜の中華街での春節の様子
いかがでしたか?
日本でも、横浜中華街などでは春節を祝うイベントが催されます。これを機に出かけてみてはいかがでしょうか。日本のお正月とはまったく違う、エネルギッシュな「春節」が感じられますよ!