野菜ソムリエとも呼ばれる新しい資格にトライ！！　ベジタブル＆フルーツマイスター

毎日食べている野菜や果物が、どのように作られるのか、美味しく食べるには、どうすればいいのかを学び、野菜や果物のエキスパートとして、生産者と消費者との懸け橋役をめざします。
マラソンを始めてから、野菜中心の食生活を実践されているという、モデルの長谷川理恵さんも、野菜ソムリエとして活動されていますよ。

今回は、このベジタブル＆フルーツマイスターの一期生として資格取得にがんばっておられる、甘利和歌子さんにインタビューして、学ぶきっかけと魅力を語っていただきました。
甘利さんの実家はレタス栽培の生産農家です。東京での学生生活を送る中で、野菜づくりの大切さを改めて実感し、卒業後は野菜づくりを通じて、この資格を生かしたいとおっしゃる、とても素敵な女性です。

栽培、保存、栄養、調理法など野菜の専門知識を取得し、豊富な知識で様々なフードスタイルを提案できる資格です。
消費者の求めているものを産地に伝えたり、新しい商品などを提言するのもお仕事です。
たとえば旬の野菜は？珍しい野菜の調理方法は？栄養面は？それに栽培方法（農薬の有無）は？このような疑問･質問に、素早く答えてくれる専門家がいるお店は、安心してお買い物が出来ますよね。

■　どうやって資格を取るの？

☆　プロフィール
79年生まれ、代々続く長野のレタス栽培農家に育ち、地元の農業高校を卒業 後、上京し短期大学幼児教育科で保育士と幼稚園教諭の免許を所得。
これからは野菜の時代と必要性を感じ、自分の意志で農業をやることを決意！
現在レタス農家の後継者として父のもとで修業中のかたわら、ベジタブル＆フルーツマイスターの取得のため、月2回の講習を受けに東京へ通っています。

☆　始めようと思ったきっかけは？
農業を始めて2年になりますが、新しい時代の食の専門家としての野菜づくりの必要性を父や祖父に教わりました。
しかし今の野菜や果物の流通では、情報が不十分なまま売られています。 同じ野菜でも栽培方法（農薬の有無）や品種によって栄養価が違います。その情報はあまり消費者に知られていません。
また、生産者はただ野菜を作るのではなく、もっと消費者の意見を取り入れていく必要があると思います。

私は生産者が、日々愛情を込めて、土づくりから始まり収穫まで、より美味しく安全なお野菜を作るための努力を消費者に伝え、また、生産者は消費者が野菜になにを望んでいるのかを伝えて、野菜がおいしく安心して食べられるように、理解してもらいたいと思い、この資格に興味を持ちました。
野菜づくりは、「いつも食べてくれる人のことを1番に」を考えて、生産者と消費者の橋渡しをしたいと思っています。

☆　始めてよかったこと
ベジタブル＆フルーツマイスターは、簡単に言ったら「野菜のソムリエ」なんです。
だから、いろんな野菜や果物の種類、品質、特徴を知っていなければなりません。
今ではお野菜を見ただけで、素材の美味しさを生かしたお料理に夢がひろがりますし、 そして野菜そのものの美味しさに改めて驚き、味わっています。
そして、より健康的な毎日を過ごしています。

授業以外では、いろんな人との出会いもありました。消費者の代表である主婦の方々からは、お手軽お料理や保存食など教えていただいたり、また、野菜に関する率直な意見をいただきました。
デパートの野菜売り場の人達や、個人商店の方達にもお会いすることができ、旬の野菜や果物の情報交換など、大きく世界が広がりました。

ますます安全で美味しい野菜の需要は広がってきます。
野菜のある暮らしをいろんな角度から提案できる、この資格を取れるように残りの授業をがんばりたいと思います！

いかがですか？
ベジタブル＆フルーツマイスターに興味をお持ちになられましたか？

さあ、二期目の講座が新春早々、1月15日から早速始まりますよ！
時代に合った資格を身に付けること・・・、
それが、これからの厳しい社会でアイデンティティを確立する一番の方法ではないでしょうか？