これからの賢い化粧品選びのために
全成分が表示されるといっても、その成分名はいわゆる化学的な名称。カタカナのオンパレードで、
私たちには何がなんだかさっぱりわかりません。
でもせっかく成分が公開されたんですもの。必要に応じて上手に利用しましょう。
自分の肌にはどんな成分が合うのかな?
自分の肌をよく知って賢く化粧品選び。
■肌をよく観察
まずは目と手を使って、毎日のお手入れの中でしっかり自分の肌を観察。
もしある化粧品を使っていて肌の状態が良ければ、その化粧品に含まれている成分と
あなたの肌の相性がいいのかも。
全成分表示では配合量の多い順に成分を表示する決まりになっているので、
上の方に書いてある成分を覚えておくと、次に化粧品を選ぶときの参考になります。
ただ肌の状態が変わって、同じ成分でも合わなくなることもあるのをお忘れなく。
■敏感肌のあなたに・・・
今まで化粧品を選ぶ際、「表示指定成分無添加」というのは大きな判断材料だったと思います。
ところが今回の全成分表示で、表示指定成分は他の多くの成分の中に埋もれてしまい、簡単には
わからなくなってしまいました。
スキンケアサイトの"敏感肌"カテゴリーでは、
表示指定成分無添加の化粧品や低刺激性の化粧品をご紹介しています。よかったら参考にしてみてくださいね。
■皮膚科を利用してみよう
万が一化粧品などでかぶれてしまったりアレルギーの疑いがある人は、皮膚科にトライ。
皮膚科では血液検査やパッチテストなどから、かぶれた成分やアレルギーのもとになっている成分を
突き止められる可能性があります。
皮膚科に行くときは、普段使っている化粧品の全成分が表示されたパッケージなどを
持っていくと、原因となった成分を特定しやすくなります。
原因となる成分がわかれば、次からその成分が入っている化粧品を買わずに済みますね。
もっと成分のことが知りたい!
成分のことを教えてくれるサイトや本をご紹介。
■成分事典のあるサイト
アットコスメ
*ページ左側の「ビューティ事典」をクリック
説明もやさしく、わかりやすい。
BH PRO
*ページ上の「BUAETY」タブをクリック→「BH 用語集」をクリック
美容と健康、両方の成分・用語をチェックできます。
Cosmetics Q&A 化粧品原料リスト
100以上の化粧品原料の説明が載っています。
■化粧品メーカーのサイト
既に全成分表示を実施して、サイトで自社で使っている成分について説明しているメーカーも増えてきました。
まずは、自分の使っている化粧品のメーカーサイトをチェックしてみるのも手です。
アイウエオ順ブランドリスト
■成分について説明した本
中身で見分ける化粧品選び
山本一哉監修 化粧品全成分表示研究会編 三水社 \1,300
各成分の説明に加え、ローションやクリームがどんな成分で作られているかの説明や、スキンケアQ&A
など化粧品全般についてわかりやすく説明されています。表示指定成分一覧も付いています。 購入→
全成分表示に対応した化粧品成分ガイド 第2版
湯浅正治・宇山?男編著 フレグランスジャーナル社 \2,500
化粧品を使う人だけでなく、美容部員や化粧品開発者までをも対象にしたガイドブック。
化粧品に関する一般知識やQ&A
も充実。より専門的な知識を手に入れたい人向け。 購入→
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。