手作りの魅力とは?
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旬の果物を使ったジャム作りから始めてみましょう |
「手作り」と聞くと、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。時間と手間がかかりそう、難しそうなどと思われるかもしれませんね。
手づくり食品の魅力は、旬の食材を自分の目で選び、塩分や砂糖の量を調整してつくる我が家だけのオーダーメードの味わいです。
毎日の食卓に、手づくりのジャムと自家製のベーコン、香ばしく焼けたパンと、温かい紅茶。何よりも、手づくりの食卓はとても心豊かになります。
まずは、手間のかからないジャムからはじめてみませんか。思いのほか簡単に作れて、そのおいしさが忘れられず、季節ごとにジャム作りを楽しむ方が多いです。
手づくりできる食品はたくさんあります
お店で売られている食品には、家庭でも作れるものが多くあります。まずは次のような手軽に作れるものからはじめてみましょう。
■ジャム
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でき上がったジャムを、可愛い瓶に詰めて楽しむ食卓 |
果物をグラニュー糖にまぶしてしばらく置くと、グラニュー糖がしみこみ、果汁が出てきます。それを火にかけるとジャムができます。保存性を保つなら砂糖は少し多めで、じっくり煮込み。早く食べきるなら砂糖を少なくして短時間煮込みで、ピュアな味わいを。
■果実酒・果実酢
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はじめての梅酒作りには、ホワイトリカーとクセのない氷砂糖の組み合わせが、失敗も少なくおすすめ |
簡単に作れておいしい梅酒は、食前酒として楽しんだり、料理の調味料として使用したりと大活躍してくれます。春には梅酒やバラのリキュール、秋にはかりん酒やざくろ酒など、季節のお酒作りを楽しみましょう。また酢に果物と氷砂糖でつくるフルーツビネガーは、お酢特有の香りと酸味がやわらぎ、まろやかな飲み物になります。
■漬物・佃煮
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佃煮は、まとめてたくさん作るほうが味よく仕上がるので、旬のお安いときに作りおきしましょう |
手入れをするほどに美味しくなるぬか漬。軽く塩もみで漬ける一夜漬け。塩分控えめの梅干。山椒の実、葉唐辛子など野菜で作る佃煮。昆布や海苔の海藻類の佃煮。小魚や肉類を醤油と砂糖で作る佃煮など、毎日の食卓に欠かせない我が家の自慢の一品。お弁当のおかずにも重宝します。
手作りに慣れてきたら、普段は市販品ですませてしまうこんな食品も作ってみましょう。
■干物・燻製
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あめ色に燻製された手づくりベーコン |
塩水に浸けて乾かして作るアジやサンマの干物やみりん干し。手づくりならの美味しさですね。最近は脱水シートなど便利な手づくりグッズが手に入るようになりましたので、活用してみるのもおすすめです。また、肉や魚をスパイスと塩で下味を浸けて、チップ材やほうじ茶などで燻す燻製。少し手間はかかりますが、飴色に仕上がったベーコンに思わず歓声があがります。燻製道具も工夫して身近な材料で作ることもできますが、燻製キットなどを手軽に使えるものが多くなりました。
■調味料
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柚子と赤唐辛子でつくる赤柚子胡椒 |
韓国料理に欠かせないコチュジャンやピリリと辛い柚子胡椒、焼肉のタレ、ラー油、麺つゆなどの調味料も手作りできます。
■乳製品
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サラダやサンドイッチに、ピュアな味わいのカッテージチーズ |
生クリームで作る手づくりバター。とても贅沢なバターをハンドミキサーで作ることができます。プレーン味のバターや、ハーブを加えたハーブバターなどオリジナルバターが楽しめます。そしてカッテージチーズも、牛乳とレモンで簡単に作れてピュアな味わいは、サラダやデザートにどうぞ。
■味噌・豆腐・納豆
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かかった時間の分だけ美味しい手作り豆腐 |
日本を代表する発酵食品の味噌は、仕込んで熟成するまでとても楽しみです。味噌瓶を開いたときの感激を是非!
豆腐作りは、少々時間がかかりますが、豆乳ににがりを入れ少しずつ固まってくる様子は、子供たちはとても興味があるようです。自由研究にも良いかも?
■餃子の皮、そば、うどん、パスタ、パンなど粉製品
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焼きたてのパンで始まる朝は格別 |
手づくりの餃子の皮やピザは意外と簡単に作れます。市販品のようにきれいに作れなくても、市販品よりも美味しいことは請け合いです。粉の扱いがわかってきたら今度はそばやうどんパンにも挑戦してみましょう。
保存の注意点
手作りのよいところは、甘さや辛さの調整が可能なところです。ただし、その調整により保存可能な期間が変わります。また、添加物は使いませんので、保存方法には注意しましょう。保存に向いた容器や、その取り扱いについては次の記事でご紹介します。