フランス/フランスの観光・世界遺産

フレンチ・カンパーニュで中世巡礼の旅(4ページ目)

モン・サン・ミッシェルも近いブルターニュ地方は、パリからTGVで2時間ほどで行ける田舎。古くからイギリス文化の影響を強く受け、中世の名残が色濃く残る魅力的な地方に、一度ふらりと出かけてみませんか?

野口 裕子

執筆者:野口 裕子

フランスガイド

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クレープ
ブルターニュに来たら、クレープとシードルは欠かせない(C)GRATIEN Jean-Patrick

 

レンヌを中心として、ここブルターニュの名物料理は何と言ってもクレープ。そば粉から作るガレットというクレープをシードル(りんごの発泡酒)とともに頂くのが定番で、メインの主食ガレットの後には甘いデザートのクレープを是非。街ではたくさんのクレープ屋さんが軒を列ねていて、どこに入ろうか迷ってしまいますが、 サン・ジェルマン教会の向かいにあるクレープリー、ラ・ボンヌ・パットが雰囲気も味も良く人気店です。

タボール庭園
サクサクの食感がたまらないクイニーアマン
お土産で欠かせないのは、ブルターニュの名産品である塩バターを使ったキャラメル。いかにも手作りといった感じのいびつな形のキャラメルが木の箱に収まっている姿は何とも愛らしいのです。深みのあるバター味のキャラメルにほどよく塩味が効いていて、一度味わったらやみつきになること請け合いです。

塩バターを使った他の食べ物としては、クイニーアマン(ブルターニュ語でバターのお菓子という意味)もおすすめ。外側を塩バターと砂糖でカリカリに固め、中はサクサクというパイ風のパン菓子で、濃厚な味が特徴です。

次のページでは、中世の名残が残るブルターニュの小さな町、ディナンをご紹介します。

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