フランス/フランスの観光・世界遺産

フレンチ・カンパーニュで中世巡礼の旅(9ページ目)

モン・サン・ミッシェルも近いブルターニュ地方は、パリからTGVで2時間ほどで行ける田舎。古くからイギリス文化の影響を強く受け、中世の名残が色濃く残る魅力的な地方に、一度ふらりと出かけてみませんか?

野口 裕子

執筆者:野口 裕子

フランスガイド

中世をそのまま再現した村、ポール・フェタン

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ポール・フェタン
16世紀にタイムトリップ

 

ブルターニュ地方の南に位置するモルビアン県キズニックにあるポール・フェタンは、レンヌから車で約1時間半、ヴァンヌから約1時間ほどで行ける小さな村。16世紀のブルターニュ人がどのような暮らしをしていたかを忠実に再現したいわば「生きた博物館」で、1977年に建設され、毎年4月から9月までの季節限定でオープンしています。ポール・フェタンとはブルターニュ語で「洗濯場の泉」という意味で、水が湧き出る泉が発見されたことがこの村の起源であることからきています。

もともとイギリスからのケルト文化の影響が強かったブルターニュ地方ですが、この村でもその様子が伺えます。まずはケルト民族風の衣装を来た住民たちが迎えてくれ、毛糸作り、バター作り、酪農などの伝統的な生活文化が実際に見学できます。原始的な道具を使って作業していくさまを見ていると「昔のものはよくできているなぁ」と感心してしまうことでしょう。
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