掘り返しは一度だけがいい
所々に設けられたボックスは、電気、ガス、水道、電話、ライフラインのすべてをメンテナンスでるようになっている。工事も同時に行われる為無駄がない(はず)。 |
電線が消えるのはすっきりするだけかもしれませんが、電柱が消えるのはさらにメリットが大きいんです。古くから変わらぬスタイルを持ち続けるフランスの古い街並みはそれでなくても路地が入り組み車が通り抜けるのもやっと。そんな所にでんと太い電柱に居座られたんじゃたまりません。第一、歩行者や自転車がすみっこに追いやられるなんてことになるのは本末転倒。快適で安全な暮らしを守る為にも電線の埋設は一役買っています。
ライフラインはすっきりまとめて
ガスの供給器も電気や水道と仲良く同居。パイプやコードなどはすべてソフトな物が使用され、地盤の変化や振動にも柔軟に対応できる。 |
フランスの電力会社はEDF(Electricite de France)という国営企業です。ガスも同じくGDF(Gaz de France)。水道も電話も公営企業なので実情はともかく、建前として連携が取りやすく、企業ごとにばらばらに工事を行い年がら年中掘り返してばかりという困った状況は少なくなっているはずです(多分?)。