二階は美術品展示室
回廊の柱には凝った彫刻が美しくも楽しい。ホルンを吹く天使や竜などさまざまな意匠がこらされている。 |
マルゲリートの思惑は外れ、革命以後はここも修道院の役目は終わり、二人の愛の証をメンテナンスするはずの修道僧はいなくなりましたが、代わって市がメンテナンス、その後絵画や工芸品を展示し美術館として使うようになりました。
2階の美術品展示室から回廊を望む。古い古いガラス窓のゆがみにかえって趣がある。 |
中世から近世への過渡期にあたり、ルネサンスも間近にひかえてロマンチックな成り立ちと意外な国際性。絶対王朝の権力が後押しをして作り上げた悲恋の壮大なモニュメント。時代は変わり、もうこのようなものが作られることは二度とないに違いありません。