フランス/フランスのおすすめエリア

ラベンダの香にさそわれて、リュベロンを行く(1) ルーマランゆったりと時は流れる(2ページ目)

南仏の光あふれる初夏。急坂を登りつめると、眼下に広がる美しい村々と紫紺のグラデュエーションからほのかに香るラベンダの香り。ここまで来てしまいました、リュベロン。

執筆者:赤木 滋生

絵、服飾、アクセサリー、陶器、彫刻etc.こりゃおもしろい、ますます時間を忘れちゃいそう。美しい村は意欲を刺激し、のんびりした雰囲気が制作のじゃまをしない、芸術家や職人にとってとても居心地の良い環境を提供してるんでしょうか多くの芸術家や職人が集まっているんですね。

テラスに腰かけエスプレッソでも
よし、ここはルールマラン、ルールマラン風に過ごしましょう。エスプレッソでも飲もうっと、「アン エクスプレス シル・ヴ・プレ!」初夏のリュベロンですね、日差しはきつくても風がさわやかテラスでぼんやりしていると心地よい脱力感が簡単にわれわれを村人になったような気にしてくれます。


何もない、それがいい
フランスってカード社会、現金は持ち歩かずクレジットカードやカルトブルーでの決済が当たり前です。どんな小さな村でもATMの一つや二つあって当然、ところが、この村にはATMがない!村の金融機関といえば郵便局ただ一つ。

スーパーもなければ映画館も無い。夜は真っ暗。娯楽施設といえばヴァカンス客向けのスポーツ施設のみ。何もする事がないんじゃありません、何もする必要のない時間を持つことが出来るんです!これってわれわれが一番欲しがっているもののような気がしませんか?


隠れ家のようなオーベルジュ
このATMさえない片田舎の小さな村ですが、ここに2つものミシュランの星付レストランがあるのは驚きです。しかもどちらもが快適な滞在を約束してくれる宿泊つきのオーヴェルジュ!
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