ニース近郊ぶらぶら歩き(2)　城壁の町サンポールでリゾート！

サンポール・ド・ヴァンス。丘の上でまあるく城壁に囲まれた町には13世紀の昔と変わらぬ暮らしが息づいています。ぎっしりと建て込んだ店々をひやかしながら歩いてみると、路地の間から差し込む光に浮き彫りにされた街並み、はっとするような美しいアングルにうっとり。

ところが城壁の外を見ると又ビックリ！おお、これぞ南仏。背中の切り立った崖とは対照的な、眼下に広がるエメラルドグリーンのリビエラ海岸。たまりません、こうなりゃサンポール・ド・ヴァンスでリゾートだっ。

　INDEX
　　■ハリネズミのような堅固な城壁
　　■巨大迷路でお買い物
　　■深い谷間にはさまれた眺望は絶品！
　　■山と海を同時に楽しむ空中リゾート
　　■ピカソ、シャガール、芸術家に愛された町
　　■サンポール・ド・ヴァンスお役立ち情報

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■ハリネズミのような堅固な城壁
カーニュからさらに北に5、6キロも行けば13世紀から丘の上に広がる強固な南仏の城壁の町サンポール・ド・ヴァンスが見えてきます。町の入口にはシャルルドゴール広場でのんびりとペタンクに興じるおじさんたち。のどかですね。バスで行っても車で行ってもとりあえずはここで降りてキャフェで一休みですか。

実はこのキャフェ・デ・ラ・プラース、19世紀半ばからの創業で始まりは市長の宣誓式にちなんだ「キャフェ・イゼール」という由緒あるもの。しかも喫茶店の起源とされるパリのキャフェはすべて南仏の人によって始められたもので、ここはキャフェの故郷と言って良いのだそうです。

さらにペタンクと言えばサンポール・ド・ヴァンスと言うほど世界的に有名で、国際競技会もこの広場で開催され、日本からもはるばる参加しています。

さて東を見るとぐるっとカーブした石造りの街並みが続き、あちこちにゲートが開かれています。とりあえず町全体の様子を見てみることにしましょう。カーブに沿って外周道路を歩いて行くと東側のパノラマから北の切り立った山々を見て又元の広場に戻ってきます。そう言えば、広場の向かいにはiのマーク、ツーリストインフォメーションですね。ここで地図やパンフレットをもらいましょう。必要ならホテルやレストランだって無料ですぐに予約してもらえるので安心です。