スリ被害にはどこで遭う? 警戒の仕方は?
初詣 スリ被害に 遭わぬよう |
男性は財布を身につけていることが多いため、とくに混雑しているとき、あるいは酔っ払って注意量散漫になっているときに、人とぶつかったりしたときに財布が盗まれることがあります。人とぶつかるような状況、異常に接近したときは上着の前を閉じるようにして、スリを警戒しましょう。
また、飲食店などで財布を入れたままの上着をイスの背や壁にかけておいて、混雑にまぎれて財布を盗まれることがあります。列車内で上着をフックにかけたまま寝入ったりしている間に盗まれることもあります。自分のすぐそばにあるからといっても、ずっと見ているわけではないのですから、財布を体から離すことは盗難被害の可能性があると認識すべきです。
電車内では要注意
電車内などでは、男性の上着の内ポケットに入れてある札入れなどを、混雑にまぎれて新聞などで見えないようにして抜き取るケースもあります。冬の間はコートを着ているからといっても、酔って暑がって、コートも上着もボタンをはずしていたりすると、座席で寝入ったときにスリに遭う可能性もあります。女性はトートバッグなど、口の開いたバッグだと財布が丸見えだったりします。できるだけ口の閉まるバッグを持つようにしましょう。財布に「鈴」などをつけておくと、取り出すときに音がして注意できるでしょう。財布にチェーンやひもなどをつけて、バッグに取り付けておくこともいいでしょう。バッグは常に体の前で抱えるように持ちましょう。
新年の初詣では、どこも大変な人出で混み合います。おめでたい新年早々、スリの被害に遭っていやな思いをすることのないように、女性は財布をしっかりとバッグの奥まで入れて、バッグを体の前で両手で抱えて持つようにしましょう。男性は財布にチェーンをつけるなどして、できるだけお尻のポケットに入れることは避けましょう。財布を上着の内ポケットに入れるなら、人混みでは上着のボタンを閉めましょう。
冬の間はコートなどのポケットに入れたままにしておくことも多いでしょうが、ポケットに入れるなら、手も必ず一緒に入れて財布を確認しておくようにしましょう。財布にはキャッシュカード、クレジットカードのほか、運転免許証や健康保険証など、盗まれると手続きが面倒なばかりか、二次被害にも発展しかねないものが入っているはずです。外出時には、その日に必要なものだけ持ち歩くようにして、万一の盗難被害に備えましょう。
海外や国内旅行でも、普段と違う雰囲気に油断が生じることもあり得ます。いつも以上に注意して被害に遭わないようにしましょう。財布は身につけていても注意していなければ、一瞬の隙に盗まれてしまうこともあります。スリとはそういうものです。
旅行時や外出の際、ちょっとした隙に「置き引き」被害に遭うこともあります。具体的な事例を
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