【こんなこともチェック!】
意外とチェックし忘れてしまうのが水量、水圧です。シャワーは思い切り浴びたい、と思っていたのに勢いがなくフラストレーションになってしまうのはストレスの元になります。実際に水を試しに流してみたり、それができないときは「水圧が弱いのは嫌いなんですけど、大丈夫ですか?」と聞いてみましょう。
オール電化の建物もとくに集合住宅では増えてきていますが、ガスを利用するようならば「ガス警報器」は必ず確かめます。ガス調理器具など備え付けのものや前の住人が残していったものを使うような場合、ガス漏れの危険性がないものかどうか、しっかり確認しておくべきです。
もし、ユニットバスが「乾燥機付き」のタイプなら女性にとっては「下着ドロボウ」の危険性が排除されるのでこのタイプはウレシイでしょう。梅雨時や、昼間干すことができない人にとってはありがたいものです。
玄関チャイム、ブザーだけでドア越しに応答しなくてはならないのか、受話器やモニターで応答できるタイプなのか、カメラモニター付きかなど、来訪者への応答設備にも種類がありますので、実際に「ピンポーン」と鳴らしてみて、音をチェックしておきましょう。音量の調節ができないとドキンとさせられることもありそうです。
電気の容量も確認しておきます。容量アップが容易かどうか知っておきましょう。逆に電気代節約のために容量を下げようとしてもできない物件だった、ということもありえます。
【いざ入居!のあとでチェックしたいこと】
照明器具が備え付けだったり残してあったものなどの場合、厳重に調べておきましょう。電気のコンセントなどと同様に「盗聴器」がしかけられていることがありえます。手頃な値段の「盗聴盗撮発見器」が販売されていますので、とくに前に誰かが住んでいた部屋などでは必ず確認したいものです。(実際に照明器具に盗聴器がしかけられていた、という人がいます)
当面は使うことがない箇所だとしても、将来的に使うようになるかもしれないので、すべての光熱関係の部分は異常がないか、正常に使えるかどうかチェックしておきましょう。不具合な個所があっても知らずにいて、いざ使おうとしたときに機能しないでは困ります。
押入や収納の奥までしっかり確認しておきましょう。隣人が押し入れから出入りしていた、なんてコワイことが実際に起きているのです。
隣とは壁一枚、外とはドア一枚、窓ガラス一枚の隔たりなのです。それらがあやういものであれば、あなたの財産と生命は危険な状態にあるということになります。納得のいくまで、様々な角度から安全性を確認するようにしましょう。
「何もそこまで…」と思うか「それでも不安だから、自分で防犯グッズ等で補強したい」と思うのか、あなたはどちらのタイプですか? もし何かあったときに、保険等で物的ダメージを挽回できたとしても、精神的ショックは癒されません。そして、金品の被害ではなく、被害を受けたときの精神的ダメージこそが最大の損害であるということを肝に銘じておきましょう。
※隣人の物音はトラブルの元になりがちです。今お住まいの所で、隣人の物音に不満はありませんか?
防犯的お部屋の選び方~その1
防犯的お部屋の選び方~その2
防犯的お部屋の選び方~その3
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