痴漢の対策/痴漢・性犯罪・ストーカーを防ぐ

電車内での痴漢を未然に防ぐ工夫を 痴漢はイカン!遺憾!(4ページ目)

JR埼京線が「女性専用車両」を導入。「痴漢」や「酔っ払い」の男性たちの魔手から女性を守ろうという対策に○。とくに電車内での痴漢対策についてお伝えします。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

痴漢を特定して突き出す!

そのときには声が出せなかったり、うっかりブザーを持っていなくて、どうにも対処できなかったとしたら、相手を観察して様子をしっかり頭にたたき込んでおきましょう。そして、迷わず駅員や鉄道警察隊に報告しましょう。「痴漢は常習者が多い」のです。

一度やった人はもう一度やる、やる人は何度でも捕まってもやる、のです。自分はそれ以後被害を受けないとしても、他の人が必ず被害を受けます。

「届け出ること」は大変重要な行為なのです。
「二度とこのようなことが起きないように」
「私のような思いをする人がこの先出ないように」
必ず届け出るように
しましょう。


観察する方法としては、目に見える範囲で相手の特徴を捉えます。

  • 身長は自分と比べてどうか
  • 肩の位置がどのへん
  • 見上げたどのあたりに顔があるなど
  • 約何センチあるか

    といったことを確認します。
    窓に映った姿で、判断するのもわかりやすいでしょう。

    さらに、
  • 髪型がどうか
  • 長さがどうか
  • ウェーブがあるか
  • 金髪か茶髪か黒髪か
  • 太っているか、痩せているか
  • 額や目、鼻、口などの特徴や形
  • 服装はスーツなのか、ラフな服装なのか

    その人物の情報をもらさず覚えるくらいのつもりでチェックするのです。

    声は出せなくても、「自分に痴漢行為をした男」を許してはいけません。必ず警察に突きだしてやるくらいの気持ちがなければなりません。声は出せなくても、特徴を覚えて訴え出ることで、いずれ鉄道警察隊の協力のもとに犯人を捕まえることができるはずです。

    痴漢として捕まれば、困るのは彼らなのです。勤務先に知れたら解雇処分になるかもしれないですし、妻に離婚されるかもしれません。でも、それほどの罪を犯す彼らを許すことはないのです。これは「自尊心」の問題と言えるでしょう。そして社会の問題なのです。

    「いや、それほどまでしなくてもとにかく痴漢はイヤ」と思う女性もいることでしょう。それならば、痴漢に遭わない工夫をしましょう。拙著

    『ヘンな人、危ない人から身を守る』並木書房

    『父が娘に読ませたい「安全作法」の心得』中経出版


    には、ここで述べた以外にも具体的方法がたくさん記載されているのでぜひ参考にしてください。

    いい年をした男が痴漢行為をするなんて…。「誠に遺憾に存じます」遺憾=残念なことです。
    痴漢は犯罪行為です。「痴漢はイカン!遺憾!」


    関連ガイド記事

  • 「盗撮ショック!不安な個室」
  • 電車内、眠ると痴漢がやってくる
  • ヘンタイに反対!
  • 男だって、チカン被害!
  • 電車に乗るのも命がけ
  • 父が娘に読ませたい「安全作法」
  • 「助けて」では助からない!?

  • 痴漢
  • 【編集部おすすめの購入サイト】
    楽天市場で人気の防犯グッズを見るAmazon で人気の防犯グッズを見る
    • 前のページへ
    • 1
    • 2
    • 3
    • 4
    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

    あわせて読みたい

    あなたにオススメ

      表示について

      カテゴリー一覧

      All Aboutサービス・メディア

      All About公式SNS
      日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
      公式SNS一覧
      © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます