第1条 シャンプー、ボディーソープのイイ匂いに惑わされるべからず
「だってイイ匂いしかしないし~…」、その油断が、悪夢を呼ぶ?! |
忘れもしない伝説的浴室を持っていた友人宅は、お風呂場から漂うシャンプー、ボディーソープその他の合成香料の強い匂いが、洗面脱衣はおろかリビング、玄関、キッチンなど住まいの津々浦々にまで届く状態でした。
当然、お風呂場に首を突っ込めば、むせ返るようなローズ&ムスクの香気(というか臭気)で満ち満ちています。
が、彼女は後日、そのお風呂場の排水口から長年垂れ流し続けたロングヘアの「抜け毛が、一気に逆噴出してくる」というホラー小説ばりの事態に見舞われ、半狂乱になってしまったのでした。
想像するだけでも身の毛がよだちますよね……?
当然髪の毛を流しっぱなしにしていた排水口もヘドロとカビでいっぱいでしたが、彼女は「カビとかで汚いなら臭うはず」と思っていたので汚れを自覚していなかったのでした。
夏なので、体臭対策として香料のきつい入浴用品を取り入れているお宅も多いかと思います。
おっかなびっくり排水口を確認してみることをオススメします。
ウフフ。
第2条 スポンジを長年愛用するべからず
MOTTAINAIは今や世界の合言葉ですが、かなり使い込み、中まで汚れのしみこんだお風呂掃除用スポンジをもMOTTAINAIあまりに1年2年と愛用しているお宅をまま拝見します。そんなお宅に限って「しつこいカビ」に悩まされているのですが、それはハッキリ「汚いスポンジ」のせいです。
いくら毎日のそうじに使い、毎日洗っているといいましても、毎日スポンジの中心まで念入りに「殺菌」でもしない限りスポンジ自体が汚れるのは道理ですし、磨耗もします。
すでにヌルヌルやカビに見舞われているお宅のスポンジは今すぐ交換してください。それだけでもお風呂の汚れペースは鈍化します!
第3条 「カラスの行水とシャワー」を過評価するべからず
「ウチは長湯しないから普通のうちよりもお風呂汚れないんだわ」「ウチはシャワーしか浴びないからお風呂場いつもキレイ」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
しかし、残念ながら、そのようなお宅のお風呂場も普通に汚れています。
おうおうにして、カラスの行水を自称される方の身体の洗い方は「荒め」と見受けます(スーパー銭湯などで観察)。
シャンプーにまみれた頭に湯を溜めた洗面器を「どべしゃー」「ざしゃー」と勢いよく掛けることで泡が四方に飛び散ってしまうのを、その頭に湯を掛けているご本人は確認されることがないのでしょう。
シャワーを多用される方も「浴室内短時間勝負」が習慣化しているためか、あまり使用後の浴室内をしみじみと観察されない傾向がありますが、たまにはお湯に長く浸かりながら、あちこちに吹っ飛んだ石けん跡を確認されてみるのをオススメします(半身浴は美容にもいいですし……)。
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