フニワラ(妻)、ピーンチ?!
いろんな意味で、テンション下がり気味・・・・・・(写真はイメージです) |
以前築5年のマンションに唸ったフニワラ(妻)であります。正直なところ、築15年の物件をどれくらい古臭く感じるものなのか、自分で実際に見てみないと、理解できないだろうなぁと思っていました。
うーん、実際、確かに、
……古い。
古さは家の中の端々で感じられます。例えば、クローゼットの扉。白くペイントされていますが、何か会社のスチールロッカーみたいな素材で出来ています。こんなの最近見ません。でもこの建物が建った頃……その頃フニワラ(妻)は小学生でしたか……には、流行だったのかもしれません。
と、頭の中で考えながら「小学生だった頃の建物!」と今更気づいて、ちょっとビックリしてみたり。
(フニ妻)(……そんな風に考えてみれば、なんだかヨソのお家の匂いがするなぁ……)
黙ったままあっちのドアをあけ、こっちの窓のサッシを触り、しているフニワラ(妻)を、少し蛇野さんはイライラしながら眺めているような気がしました。
(蛇野氏)「築15年ですけどね、結構綺麗なほうだと思いますよ、壁紙もリフォーム済みですしね!」
(フニ妻)「あー、そうなんですかぁー……」
(蛇野氏)「壁紙だけっつってもですね、リフォーム代は馬鹿になりませんからね、それコミでこの価格ですから、かなりお買い得だと思いますけどね、駅からだって近いし、日当たりもいいし」
(フニ妻)「でも眺望は……全くないですね」
蛇野氏、なにいってんだコイツと顔に書いてあります。でも、でも、フニワラ(夫)は住まいからの眺望をことさら気にする人間なんです。だいたい、
●6階建ての3階部分
ってことは最初から分かっていたはずなんですけどね。物件情報添付の古いゼンリンの住宅地図では民家と書いてあった目の前の建物が、いまや3階建ての賃貸マンションだなんて、来て見て分かったんですから。
(フニ妻)(眺望が目の前のマンションの廊下だけじゃ……私はいいけど夫はアウトだろうなぁ)
もはや言葉少なになり、もう帰ってもいいですオーラを漂わせ始めたフニワラ(妻)。「じゃあ、そろそろ……」と小さな声で内見終了を促したところ、この蛇野氏、いきなりドスの効いた声で、こう仰ったのでした。
(蛇野氏)「あのねぇ……奥さん。
こういうとこ、連れてきて貰って、買う買わないとも言わないで、
ハイさよならとは、そうそう、いかないもんなんだよ。
いいよ、俺は。
あんたみたいに、見て止めた、見て止めた、って言うようなふざけた客は、
業者の間で有名になるように手を回してやるから。
どんな家だって買えるなんて、思わないことだな」
(フニ妻)(ギョギョギョ!)
何ですか、それ脅しですか?
たった一回、内見同行して貰っただけで、脅されなきゃなんないんですか?
キーーーー!!!
ふざけてんのは、そっちの方ザンス!!!(以上、心の声)
(フニ妻)「……分かりました。勉強になりましたわ(にっこり)」
自慢じゃありませんが『営業スマイル』だったらフニワラ(妻)だって負けちゃいません。
でも「ではお返事は明日朝に夫と相談して」と言って別れた後、どっかの路地裏でクルマに跳ねられるんじゃないかとか妄想してしまい、大急ぎで走って帰りました。
こ、こ、怖かった~~~~~~~~!!!
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帰宅したフニワラ(夫)、(妻)の話を聞いて激怒!
さまざまな報復の方法をあげつらいましたが(妻)の「いつか記事のネタにしてやるから」とのせりふに鎮まりました。温和な人なのですが……。
んんんん~~~~~~~~~物件探し、難し!!!
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ダニのお持ち帰りには要注意!!! |
そしてフニワラ夫妻の怒りは次の朝また再燃したのです。
なぜなら……あの『築15年館』308号室には……どうやら『ダニ』が相当数、いた模様なのです!!!
知らぬうちにダニをお持ち帰りしてしまった(妻)……。いきなりの強烈な痒さに夜半から眠れなくなった夫妻は、身体中をボリボリ掻き毟りながら目覚め、再度、中古マンション探しにおける「難しさ」を認識したのでした。
でも、彼らのマンション探しはまだまだ続くのであります……!!!
次回「夫妻、営業マンに説教される。の巻」に続く……!!!
シリーズ! フニワラさんちの家探し◇賃貸編 |
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