入梅「前」のケアの有無が、住まいの明暗を分かつ
梅雨入り前に「梅雨前」ケアをするかしないかで、夏の住まいの快適度合いが決まります
そう「来てしまったらもう遅い」のが、住まい各所の「梅雨対策」であったり、するのです……!
この「梅雨前」ケアをやったか、やっていないかが梅雨以降、夏季の住まいの快適度を左右するといって過言ではありません。「1日5分のハウスケア」も、積もり積もれば「1年間では30時間の大そうじ」になるでしょう。
「基本の週5日ルーティン」で、梅雨前ハウスケアを完遂する
「短時間集中、でも継続」がこの厄介な梅雨という季節を統べるコツです。■月曜日のケア
「月」→「夜」→「寝具」のケアをする
想像以上に汚い寝具周り。短時間の掃除機かけを心がけるだけでも、快適度はグンとアップします
また、寝具周りには、綿ホコリの他、抜けた毛髪やフケ、垢など「自分が思っているよりも」たくさん付着したり、落ちているもの。
住まいの湿度が上がり、気温も高めな「梅雨時」。これら寝具が何の巣窟になるかは皆さんご想像の通りです。
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■火曜日のケア
「火」→「料理」→「炊事場」のケアをする
細部は置いておいて、とにかく「面」を拭く。できるだけ、余分なモノを出しておかないのがストレス軽減のコツ
調理のたびにキッチンをきっちり掃除して仕事を終える人には、今更感のあるひと手間かも。でも、「あまりマメじゃない」を自覚する人は、この「ザッ」との5分間が大事と心得て。梅雨時のキッチンの悪臭を格段に抑えます。
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■水曜日のケア
「水」→「下水」→「排水口」のケアをする
「何か詰まってないか?」まずチェック。排水口はすべからく雑菌の温床と心得て
「水周り」全体のケア(キッチン含め、バスルーム、洗面、トイレ等)が梅雨前に必須なのは言うまでもないこと。でもこれら全部を毎日まんべんなく掃除し続けることの出来る人・家庭はかなり稀少な存在。
梅雨前に必ず見ておかねばならないのは「排水口」部分です。とにかくこの部分の衛生状態を整えることを急務に。
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■木曜日のケア
「木」→「床」→「フローリング」のケアをする
畳もかたく絞った雑巾でなら「水ぶき」OK。すっきりします
「清拭」は湿気の高まる梅雨に入ってしまうと、ベタつくため、そうそうできないことと心得て。「清拭」の効用は以下の記事を参照してください。
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■金曜日のケア
「金」→「光る」→「メタリック」な部分のケアをする
とにかく、光るものは光らせる! これが鉄則
1週間の〆に、これら「メタリックな部分」を、除菌も兼ねてアルコール(消毒用エタノール)等で磨きます。
また案外盲点になるのが、トイレ内の水栓やタオルハンガーなど。これらの部分も、寸暇に手を入れるだけで、見違えますので、ぜひ試してみて。
* * * * *
いかがでしょうか? いちおう月~金でエリアを分けてみましたが、各家庭によって、より必要とされる箇所はそれぞれ違うはず。
「我が家」にふさわしいメニューを重点的に、ちょっとずつ(でも毎日)ケアして、入梅を迎えてくださいね。
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