マンションは、何故すばらしいのか?
渾身のマシンガントークで息切れしている(妻)に向かい、(夫)、おごそかに反撃するのでした…。「そうは言うけどさ。
ベランダで花も咲かないわけじゃないしね。 |
一戸建てでも、建売だとそう自由度は高くないんでしょ、
建売以外の一戸建ては、ウチの場合よほど郊外に行かないと予算的に検討の範囲外だよね?
仮に定期借地を念頭に置くとすれば、それこそ、
マンションと土地に対する意識は差がなくなっちゃうし。
騒音問題は、一戸建てでも、住宅密集地ならそれなりに気遣わなければいけないのは同じでしょう?
火事になって燃えやすいのは、むしろ木造の一戸建てだよね。
もちろん鉄筋コンクリート住宅とかなら別だけど、それも予算的に難しいもんね。
クルマのことをいうけど、それはウチの場合(※夫は免許持ってない)郊外に暮らすことが前提なのであって、
駅前マンションなら、必要ないことになるから前提として意味がない。
ついでに、ホントに駅前の便のいいマンションは、需要があるから、
転売するにしても、転貸するにしても、そう困らないはず。
だいたい僕はね、市街地の、密集した一戸建てを見ると、
なんだか生理的に息が詰まるんだよ!!!
(妻)の実家みたく(※ド田舎です)、畑があって、庭が広くて、家も横に大きくて木が生えてて…みたいな一戸建てなら全然いいんだけどさ、僕たちが住みたいと思うエリアでは土地だけで何億円もしてしまうよね。
それに、僕は、
家の中に階段があるっていうのも、嫌なんだ!!!
危ないじゃん?!
落ちたら死ぬよ?!
マンションなら、家の中に階段がないから、
夜中に寝ぼけてトイレに行くのにも安全だよ!(※テラスハウスは別ですが)
やっぱり、マンションだよ!
日当たりも、眺望もいいし、
富士山も見えるしね!」
(やっぱり〆は富士山…)
そして夫妻は、マンション派に…。
これは住みたい「エリア」を、夫妻がほぼ「現(賃貸マンション)住所の近所」に絞った状態で考えていたことにもより、一般性・汎用性の高い理由によるものではありません。(「居住エリア」によって、日本全国、状況は異なります。)が、フニワラ夫妻が住もうと思っている街で、ある程度予算に合致した住まいを購入するためには、
「広い土地」
は早々に諦めなければなりませんでした(購入・維持含め)。
その上で、
「交通の便」
「満足のいく日照、通風、眺望」
「防災」
「防犯」
等の条件をクリアするには、「マンション」という形態が最適だということは、
(妻)だって、ホントはよーく分かっていたんです。
子どももなく、夫婦で共働きをしていくには、
かたくなに郊外の好環境を求めるのはあまり意味がないことでした。
(その点、将来やや後悔する事になるのですが、それはまだ先の話…。)
かくて夫妻は、数度の家族会議を経る中で、「欲しいマンションの条件」をこのように固めていったのでした。
<フニワラ夫妻の求める分譲マンションの条件10ヵ条> |
その1:予算●千○百万以内。(死守!!!)その2:駅徒歩9分以内。(マックス9分の場合は、雨天を考慮してバス便があること)その3:南向き。その4:南側に、高い建物が建つ余地がないこと。その5:広さ65平米以上(2LDK以上)。その6:ペットを飼うことができること。その7:洗濯物(できれば布団も)ベランダに干すことができること。その8:植木を、ベランダに置くことができること。その9:近隣に、フニワラ夫妻が「嫌悪施設」だと思う施設がないこと。(※個人差があるので、具体的記載はしませんが…)その10:新築・中古は問わない。 |
さー、しかしこんな都合のいい希望が、そうやすやすと叶えられるもんでしょうか…?!
10カ条をまとめた時点で、はやばやと理想のマンションを手に入れた気分満載のフニワラ夫妻!
だが彼らに襲い来る現実の波は、賃貸マンション探しの比ではなかった…!!!
シリーズ! フニワラさんちの家探し◇分譲編・第3回 『フニワラ夫妻、築5年マンションを覗くの巻』に続く……!
●シリーズ未読の方は是非!
シリーズ! フニワラさんちの家探し◇賃貸編 |