ハエ、あなどるなかれ。もっともメジャーなイエバエは何とあのO-157を保菌、感染伝播に関っている惧れがあるとの研究報告がなされています。またクロバエは消化器系伝染病の媒介をします。それでなくてもハエがせわしなく手足をこすり合わせている姿を見たことのない人はいないでしょう。口以外にも足先で「味」を感じているハエは、足先をこすり合せて「綺麗に掃除しながら」エサの上を渡り歩いているのです。エサは、もちろん、人間の食べ物の他にウンチとか…。
弱ったペットに注意>>>
ハエウジ症
これは一昔前なら人間にとっても他人事ではなかった病気です。要は、生きた動物(でも弱っているもの)の身体に直接ニクバエの幼虫(つまりウジ)を産み付けられてしまう病気なのです。交通事故に遭った動物や、高齢・病気の動物などに、梅雨時季以降に多く見られるものだといわれています。傷口いっぱいにウジが吸い付いた様子は、見るに耐えないもの…。
●夏! 家の中のこんな盲点も
どんなにお掃除を気をつけ、ゴミの始末に注意していても、ハエがたくさん発生してしまうことが…。夏休み、お子さんが夢中になる「くわがた」「カブトムシ」などの昆虫飼育水槽がネックです。やや腐った果物や野菜、ほどよく湿ってあたたかいオガクズの寝床…。これらはウジやハエの格好の棲み家になってしまいます。注意が必要です。
ハエもそうですが、多くの害虫と呼ばれる虫たちは「自然」の場では害のみならず益をもたらす存在でもあります。害虫を害虫たらしめているのは人間の都合によってだけ…。という側面を忘れず、ハエとも付き合って行けると良いのですが…。
住まいと虫とのお付き合い(1)ゴキブリにサヨナラ!
住まいと虫とのお付き合い(2)ダニ知らずの住まいを目指せ!
住まいと虫とのお付き合い(3)真夏の夜の耳元でブーン