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デジタル一眼レフ 5機種を比較レビュー!(2ページ目)

2008年の春モデルとして発売された初心者用デジタル一眼レフである、キヤノン EOS Kiss X2、ニコン D60、ペンタックス K200D、ソニー α200、オリンパス E-420を比較レビュー!

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

撮像素子&連続撮影性能&メモリーカード

E-420/KissX2は撮像素子にCMOSイメージセンサを、D60/α200/K200DはCCDイメージセンサを搭載している。
CMOSイメージセンサを搭載している2機種は転送に余裕があるからなのか、どちらも連写枚数が3.5枚/秒になっている。
なお、1秒間における連写性能は以下の通り。

E-420EOS Kiss X2α200D60K200D 3.5枚3.5枚3枚3枚2.8枚
微妙な差ではあるがこのクラスにおいても連続撮影可能枚数の上限が上がっているため、連写をする場合にはけっこうな差として出てくる。
連続撮影可能枚数を気にするほどの連写性能を必要とするシーンはなかなかないだろうが、使用用途によっては気になるところだろう。
JPEGで記録する場合、連続撮影が可能な枚数は以下の通り(スペックからの引用)。

E-420EOS Kiss X2α200D60K200D 無限 *153枚無限100枚4枚 *2 *1 Large/Normalにて *2 1.1枚/秒であればメモリーカード容量まで可
ここでいう「無限」とはメモリーカードの容量が許すかぎり、という意味だ。
なお、この数字は使用するメモリーカードの速度によっても差が出るので、参考ていどにとどめておいていただきたい。

メモリーカードはSDカードが標準となるが……

メモリーカードにおいても各社に差異がある。各社の採用しているメモリーカードの勢力図を反映している形となっているのだ。
D60/Kiss X2/K200DはどれもSDカードを使用しているが、α200はコンパクトフラッシュのみ、E-420はコンパクトフラッシュ+xDピクチャーカードのデュアルスロット。
先代のα100で同梱されていたメモリースティックDuo→CFのアダプターが、α200では同梱されていないことに注意しておきたい。

E-420のみはデュアルスロットを搭載している。

このE-420のデュアルスロットは意外と使い勝手がいい。
1GBか2GBのxDピクチャーカードを刺しっぱなしにしておけば内蔵メモリのように使用できて、万が一メモリーカードを忘れてしまったときなどにも対応できるのだ。筆者のような粗忽者にはありがたい仕様といえる。
メモリーカードを忘れてしまっても、SDカードであればそのあたりのコンビニに入れば売っているというのも事実なのだが。

もはや1000万画素はあたりまえ!

搭載している撮像素子の解像度は以下のようになっている。

E-420EOS Kiss X2α200D60K200D 1000万画素1220万画素1020万画素1020万画素1020万画素
KissX2のみが1200万画素となり、その他が1000万画素クラスとなっている。エントリークラスとしてはこのあたりが限界ということなのだろう。
この2割の差がそれほど大きな差になるかというと、一般的な用途では否である。エントリークラスであるということを考えるとなおのことだ。
1200万画素であるという理由で、積極的にKiss X2を選択するという基準にはならないだろう。
A3ノビにプリントアウトすれば多少は差が出てくる……といったところだろうか。

次ページでは意外に重要なファクターであるファインダーについて、スペックと実際に使ってみての両面から見てみるとしよう
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