これが! これが! これがメモリー効果だ!

メモリー効果云々と書かれている中には、都市伝説的な話も出てきてしまっている。
ここで筆者が微力ながら、ざっとメモリー効果について解説してみよう。
まず、メモリー効果とはなにか。

ニッケル水素充電池を使い切らないままに継ぎ足しで充電を行い続けると、本来の容量を発揮できなくなってしまうという現象が起きる。
本来よりも少ない容量を、自らの容量として記憶してしまう──ということで、この現象はメモリー効果と呼ばれている。

「継ぎ足し充電を避ける」
これがニッケル水素充電池を使っていく際に気をつけなければならない、もうひとつの注意点である。
今回、テストに使ったニッケル水素充電池は、あえて中途半端に使ってから充電というサイクルを20回ほど繰り返したものだ。
故意にメモリー効果を引き起こしたものであったというわけだ。

今回、比較的古い充電池を使ったのはメモリー効果を引き起こしても大して損にならないためだ(セコ!)。

なお、リチウムイオン充電池であればメモリー効果は起きない。
とはいっても、さまざまな条件下で劣化が起きるのはたしかである。

リチウムイオン充電池は自己放電が少ないだけでなく、メモリー効果にも縁がないありがたい電池である。

デジカメで使うニッケル水素充電池はメモリー効果の虜

ここで多くのデジタルカメラのユーザーは、ほっとするのではないだろうか。
「ああ、うちはデジタルカメラで撮影できなくなるまで使ってから充電しているから大丈夫だ」、と。
しかし、残念だがそうはいかない

次は、知らないうちに忍び寄るメモリー効果について解説!
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Page1 ニッケル水素充電池、もうひとつの特性とは?
Page2 これがメモリー効果の正体だ!
Page3 デジカメはメモリー効果の温床
Page4 メモリー効果を回避&解消するには?
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